岡山放送局

2010年2月21日 7時25分更新

詩のボクシング


ボクシングのリングに見立てたステージの上で、自作の詩を朗読して観客に判定してもらうという「詩のボクシング」の大会が、津山市で行われました。

この催しは、津山市で青少年の健全育成に取り組んでいる市民団体が開いたもので、津山市出身で詩のボクシングを提唱して全国的に活動している楠かつのりさんを招いて、行われました。

はじめに楠さんが講演し「詩のボクシングでは言葉を声に出して表現することでその人の人柄や思いまで伝えることができ、コミュニケーションの場にすることができる」と話しました。

この後、高校生と中学生あわせて9人が、特設リングに立って、詩の朗読を通じて対戦しました。
参加者はリングに上がると道ばたで死んでいた猫を題材にした詩や部活の野球にかける自分の気持ちなどの詩をそれぞれ朗読しました。

集まった人たちは詩の内容だけでなく読み方も含めてどちらの詩が心に届いたかを基準に判定を行っていました。
対戦を指導した楠さんは、「気持ちや思いを感じてもらうのが詩のボクシングです。
これを機に津山でも本格的な対戦ができるようにして欲しい」と呼びかけていました。