岡山放送局

2010年2月21日 7時25分更新

ケニアの子どもに紙芝居を


アフリカのケニアで十分な教育を受けていないこどもたちの授業に役立ててもらおうと、ケニアで使われている「英語」と「スワヒリ語」で読む紙芝居を作る教室が倉敷市で開かれました。

これは、倉敷市国際交流協会などが開いたもので、3歳から69歳までの市民30人が参加しました。教室では、ケニア出身で倉敷市で文化交流などの活動を行っている加藤ジェーンさんが講師を務め、加藤さんたちがあらかじめ英語とスワヒリ語に訳した昔話の・桃太郎の紙芝居の絵に色を塗る作業が行われました。
参加者たちはグループに分かれて色鉛筆などを使って色を塗り、あわせて15枚の紙芝居を完成させました。
このあと、出来上がった紙芝居が英語とスワヒリ語で上演され、参加者たちは、初めて聞くことばで朗読される桃太郎を興味深そうに聞き入っていました。

参加した子どもは、「初めて聞いたことばで楽しかった。外国の人に紙芝居を読んでもらうのは緊張するけどうれしい。」と話していました。

また、加藤ジェーンさんは「貧しい子どものために役立ててもらい、日本とケニアの交流が深まって欲しいです」と話していました。
紙芝居は、来週にもケニアに発送され、現地で教師として活動している倉敷市出身の男性が施設に贈るということです。