岡山放送局

2010年2月21日 7時25分更新

給食に乾燥剤混入

岡山県倉敷市にある中学校で出された給食に18日、誤って乾燥剤が混入し、給食を食べた生徒13人が腹痛などの体調不良を訴えていたことがわかりました。
18日、倉敷市立西中学校と東中学校で給食の「中華風大豆ごはん」を食べた複数の生徒が、ごはんがシャリシャリすると訴えました。

異物の混入を疑った学校が生徒に体調を尋ねたところ、2年生と3年生の男女あわせて13人が腹痛などの体調不良を訴えたことがわかりました。
生徒の症状はいずれも軽く全員すでに回復しているということです。

市教育委員会が給食を調理した倉敷北学校給食共同調理場で調べたところ、中華風大豆ごはんの具に使った干ししいたけの袋に入っていた乾燥剤のシリカゲルの袋が破れているのが見つかりました。

このため、教育委員会では乾燥剤が誤って給食に混入したとして2つの中学校の生徒あわせておよそ1600人の保護者に対して文書で謝罪しました。

調理場では乾燥剤の混入を防ぐため、食材の袋の切り方も決められていましたが、袋を切った男性職員がマニュアル通りに切っていなかった可能性があるということです。
市教育委員会は、「事故が2度と起こらないようマニュアルの順守を徹底したい」と話しています。