押尾被告“陰茎発言”打ち合わせ…泉田被告初公判

　元俳優の押尾学被告（３１）に合成麻薬ＭＤＭＡを譲り渡したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた知人の泉田勇介被告（３１）の初公判が１９日、東京地裁で開かれた。泉田被告は起訴内容を認め、検察側が懲役１年６月を求刑し即日結審した。判決は３月１２日。

　泉田被告は事件当日の押尾被告の様子も告白。泉田被告がなぜ救急車を呼ばないか聞くと「オレもだいぶ（ＭＤＭＡを体に）入れてるから」と答えたという。

　押尾被告は一緒にＭＤＭＡを飲んで亡くなった田中香織さん（当時３０歳）に送った「来たらすぐいる？」というメールを、自身の陰茎の意味だと弁明したが、事件当日の夜、押尾被告は同メールについて打ち明け「こういうの（警察に）突っ込まれたら、どういえばいいのかなあ。俺、変態だから自分のチ〇コが欲しいといえばいいかな」と話していたという。

　押尾被告がＭＤＭＡをメールで「アミノ酸」と呼んでいたことも明らかに。昨年７月３０日、泉田被告に「アミノ酸ある？　夏のせいか周りがアゲアゲだわ」とＭＤＭＡを依頼するメールを送ったという。泉田被告は翌３１日に東京・六本木ヒルズのマンションでＭＤＭＡ約１０錠を渡した。

　押尾被告は保護責任者遺棄致死罪について無罪を主張。泉田被告は「あったことをありのまま話して、罪を償ってほしい」。泉田被告は大麻取締法違反で２度の逮捕歴があり、執行猶予はつかず実刑となる見込みだ。