国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」が実施した街頭投票に応じる男性=20日午後、東京・渋谷 裁判員「死刑出せる」が多数派 人権団体が街頭投票国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」は20日、東京・渋谷の街頭で、裁判員裁判で死刑判決という結論を「出せる」か「出せない」か、通行人に投票してもらった。その結果「出せる」が110人で「出せない」の97人を上回った。「分からない」は33人だった。 団体メンバーが午後1時から約3時間、JR渋谷駅前で「死刑判決を出せますか?」と記されたボードに「出せる」は赤、「出せない」は青、「分からない」は緑のシールを張ってもらった。 死刑か無期懲役かの判断を裁判員に迫る裁判が今後、相次ぐことが予想されるとして「あらためて死刑制度の是非について考えてもらいたい」と企画した。 「出せる」を選んだ東京都の男性会社員(54)は「多くの人の命を奪うような事件を起こしたなら命をもって償うべきだ」。「出せない」とした川崎市の女子大学生(23)は「冤罪事件をニュースで見ているので死刑はためらう」と話した。 【共同通信】
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