日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」は19日の臨時評議員会で、今夏の参院選で初めて民主党の比例代表候補を支援する方針を正式決定した。これまで自民党から組織内候補を擁立してきたが、民主党との関係を強化し、医療行政への発言力を高める狙いがある。
自民党を支持してきた主要団体で民主党候補の支援に回ったのは日歯連が初めて。これまで自民党を支持してきた日本医師会など他団体の参院選での対応にも影響を与えそうだ。
日歯連の堤直文会長は19日の記者会見で「政権交代後の短期間に来年度診療報酬改定などで要望を聞いてもらった。これだけの果実があれば(支援は)避けて通れないと判断した」と語った。(07:00)