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【大相撲】

元旭鷲山 モンゴルで“朝青法案” 人を殴った力士は相撲取らせない

2010年2月20日 紙面から

来日した元旭鷲山のバドバヤル氏=成田空港で

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 モンゴルで国会議員を務める元小結旭鷲山のダバー・バドバヤル氏が19日、“朝青龍法案”を4月3日から始まるモンゴルの国会に提出することを明かした。

 この日、21日に開かれる白鵬の披露宴に出席するためモンゴルから成田空港に到着したバドバヤル氏は「モンゴル相撲の力士でも、人を殴ったり刑務所に入ったりした人間は相撲を取らせないようにする、という法案を作っているところ」と語った。

 きっかけは元朝青龍関の暴行問題だ。「(元朝青龍関も)こうやってやめているわけだから、説得力がある。タイミングがいいでしょう」と先週に法案として提出することを思いつき、早速準備に取り掛かった。

 バドバヤル氏によれば「モンゴル相撲の三役の力士が数年前にマシンガンを乱射して2、3人死んでいる。でも、刑務所から出てきたら相撲を取っている。死んだ人や家族がかわいそう。人を殴ったり、ボコボコにした人もいる」とモンゴル相撲の力士による事件を列挙した。

 バドバヤル氏と元朝青龍関との間には因縁がある。2003年名古屋場所では元朝青龍関にまげをつかまれ反則勝ち。取組後のふろ場で激しい口論となり、帰り際に車のサイドミラーを壊される騒ぎに発展した。

 過去の因縁が法案提出へ結びついたのかもしれない。   (岸本隆)

 

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