「卒業式」ときいて思い浮かぶ曲ランキングこのランキングに対する評価
旅立ちは『仰げば尊し』を聞きながら
3月は旅立ちの季節。旅立ちを祝う式典である「卒業式」と聞いて思い浮かぶのは、『仰げば尊し』や『蛍の光』など、オーソドックスな曲が上位に。7位の『さくら(独唱)』は比較的最近の曲ですが、それ以外の10位以内の曲はどれも長く歌い継がれているポップスや歌謡曲でした。
スコットランド民謡の「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」が原曲となっている『蛍の光』。歌詞の冒頭部分「蛍の光 窓の雪」とは、辛苦して勉強することをよしとする「蛍雪の功」という中国故事が由来となっています。この曲は世界中で歌われていますが、イギリスやアメリカでは新年に歌われるなど、歌われるシーンが違います。4位の『卒業写真』は、1975年の荒井由美のヒット曲。最後は「あなたは私の青春そのもの」という歌詞で終わりますが、学生の頃にこんな甘い恋愛をした人は、この曲を聴くと当時の自分を思い出すのではないでしょうか。1974年、当時人気のあったフォーク・グループ「かぐや姫」のアルバム「三階建の詩」に収録され、翌1975年、イルカの歌でシングルとして発売され大ヒットした『なごり雪』。なごり雪とは春になってから降る雪のこと。季節はずれの雪をモチーフに、別れの切なさが見事に歌われた70年代の名曲です。 なお、女性と男性では結果にほとんど差はなかったものの、女性は10位に松田聖子の『制服』が、男性は7位に長渕剛の『乾杯』が入っているところには納得感があります。 <関連するランキング> ・「卒業式」ときいて思い浮かぶ曲ランキング(女性) ・「卒業式」ときいて思い浮かぶ曲ランキング(男性) 集計期間:2006年2月21日〜2006年2月22日
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【メディア掲載情報】
このランキングは、2006年3月10日付のフジサンケイビジネスアイに掲載されました。
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