勤務先のパチンコ店で当たる確率の高いスロット機を知人に教え、約20万円の損害を店に与えたとして、兵庫県警は16日、姫路市のパチンコ店でスロット部門責任者だった福岡県久留米市の矢ケ部法弘(32)と無職山口大輔(27)ら4容疑者を会社法違反(特別背任)容疑で逮捕した。捜査関係者が明らかにした。
姫路署によると、矢ケ部容疑者は2006年12月12日、勤務先の姫路市増位新町1丁目のパチンコ店で大当たりの確率を高めたスロット機14台を山口容疑者ら3人に教えて打たせ、同店に約20万円の損失を与えた疑いがある。
山口容疑者らが以前から頻繁に当たり機で稼いでいたことを不審に思った店側が防犯カメラの映像などで調べ、同署に告訴していた。同署は矢ケ部容疑者が06年4月以降、同様の手口で同店に計約1400万円の損害を与えたとみて調べている。