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< 中川元財務相急逝の”効果”(^_^;) | メイン | 喜ぶべきか? 悲しむべきか?? >
あぁ、すっきりした...のスキット、ではありません(^_^;)。
ダジャレ...(^_^;)
でも、文献的に考えていたときよりも、あぁこういうものなのねぇ~ って、そういう意味では、頭がスキッとした、ってのも事実(^^)v。
昨日は、職場を放り投げて(?) 某所で、SCIT(スキット、です)のワークショップに出てまいりました。
統合失調症の、心理社会的治療としては...
陽性症状の自己管理に対する認知行動療法(CBT)は、確立されている...確立されつつある...前者とするか、後者とするかは...まだビミョーな段階でしょうか...
ここ(↑)に言う、CBTは、1対1の個人療法が想定されています。
通常、小集団で実施される、CBTの技法を体系化したものでは、(社会)生活技能訓練(SST)が、わが国でも普及されてきています。
↓ ↓ ↓
http://www.jasst.net/
個人療法としても実施可能であることは、モチロンですが...
Social Cognition and Interaction Training (SCIT) ・・・社会的認知と社会的交流についてのトレーニング、って訳されています。
まだ...”研究の文脈”で実施されている段階、要するに、実験段階のプログラムってことです。
神経認知機能 ⇒ 社会的知覚機能 ⇒ 社会的機能
・・・ってモデルが成り立つとして...(研究者によっていくつかのモデルが呈示されています。)
神経認知機能に対しては・・・認知リハビリテーション
...高次脳機能障害対応ってことになっているようですが、たとえばコチラ ⇒ http://www.ledex.co.jp/products/kb001.html
・・・のようなプログラムも開発、販売されています(一緒に参加した、仲間で後輩の精神科医に教えてもらいましたm(__)m。)
そして、社会的知覚機能のトレーニングに対応する方法のうちで、有力なプログラムと目されているのが、SCIT、です。
SSTでは...
具体的な行動の学習には、十分な効果が確立されているのですが...
社会的機能を、必ずしも十分には改善し得ない、って到達と言っていいと思います。
情報 ⇒ 認知 ⇒ 処理 ⇒ 対処行動
・・・ってモデルが成り立つとして...SSTでは、主に、対処行動を改善・強化します。
CBTの技法を応用して...SSTプログラムに組み入れることで、認知や処理の部分に、対応できるのですが...
必ずしもそれが、体系的になされてきた訳ではなかった、と言えるかと思います。
ですから...(?)
統合失調症のある患者さんの、社会的機能を高めるには...
理想的(?)には...認知リハビリテーション + SCIT + SST、っていう...お一人おひとりの患者さんにもちろん応じてですが、「組み合わせ」 で対応する、ってことになるだろうと、天ちゃんは感じました。
なお...わが国においても、日本版SCIT(?)のようなものが開発され、実験段階に入りつつある、ってところでした。
これから、臨床研究の結果が徐々に、出されてくると思います。
(・・・つまり、今日の記事は、「研究室」 らしい(?)記事で、まだ、日常臨床の現場に実践として落としこめる以前の情報、ってことになります・・・悪しからずm(__)m。)
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