アメリカでは感謝祭の真っ只中でゲームのニュースも今日は一休みですが、こちらはドイツから入ってきたニュース。暴力規制団体に所属する女性が、米国大手ゲーム会社のElectronic Artsを名指しで「ブタ」呼ばわりしていたことがわかり、トップ企業のお怒りを買ってしまったようです。
問題の発言をしたのは、暴力規制の活動をする団体Criminological Research Instituteに所属するとみられるRegina Pfeiffer氏。彼女は、ミュンヘンで開かれたビデオゲームと暴力の関係をテーマにしたカンファレンスの中で、暴力表現のあるゲームが問題になっても、Electronic Artsが米国の企業であることからドイツ国内の法律が適用されず、訴訟を行うことができないと指摘。そのいら立ちからか、Electronic Artsを「企業のブタ」のようだと表現したそうです。
この発言を聞きつけたEA GermanyのPR担当であるMartin Lorber氏は、不適切な言動をしたPfeiffer氏はしっかりと謝罪をするべきだとコメント。カンファレンスがあったのは知っていたが、このようなレベルの低い内容だったなら出席しなくて正解だったとチクリ。
こうした問題は度々持ち上がって議論されていますが、ゲームの暴力や性表現を批判する人々と、実際にゲームを作っている企業との溝は、まだ深いようにも感じられます。
(ソース: GAMER: EA gets into war of words with woman)