死に追いやられた国民銀部長「金監院から圧力受けた」
泣きながら訴え、検査日誌にも記録
今月15日、ソウル市内の漢江の河川敷で死んでいるのが見つかった、国民銀行電算開発部長のNさん(47)は、金融監督院の調査でストレスを受け、「(金融監督院から)虚偽の報告をした、と問い詰められた。調査妨害の疑いで処罰する、と圧力をかけられた」と泣きながら話していたことが分かった。こうした事実は、国民銀行が金融監督院の調査を受けて作成した検査日誌にも記録されていることが確認された。金融監督院は、先月14日から今月10日まで、国民銀行と親会社のKB金融持株会社に対する定期調査を行った。
金融業界の消息筋が19日に語ったところによると、「次世代型の電算システムを順調に稼働させることが最も重要な課題であるにもかかわらず、金融監督院がたびたび、必要以上に厳しい調査を行い、多くの資料の提出を求めてきた」というNさんの主張が、検査日誌に記録されていたという。
また、今回の事件について自主的な調査を行っている、金融産業労組のKB国民銀行支部も、「金融監督院の調査を受けたほかの行員も、あまりにも厳しい調査を受けた、と話している」と述べた。この行員は、「(金融監督院の職員が)提出した資料の数字が合っているか問いただし、“お前が責任を取るのか”と脅した。数字が異なる部分が見つかると、“お前が着服したのではないか”などと、侮辱的な言葉をためらいなく浴びせた」と証言したという。
これに対し、金融監督院の関係者は、「(調査の結果)国民銀行のIT(情報技術)関連部署では大きな問題はなく、“処罰する”などといった発言をしたとは考えられない」と語った。
一方、Nさんの弟(44)は、「兄の死は、単なるストレスではなく、不当な調査を受けたため、悔しさに耐えかねたからではないかと思う。金融監督院を告訴・告発すべきかどうか、家族の間で悩んでいる」と話した。
チェ・ソンジン記者
チョン・チョルファン記者
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