よしだ
2010年02月20日(土) 17時01分36秒 posted by ai-project

ブラック会社に勤めていたんだがよしだはもう限界だった。~そして伝説へ 情報漏えい5~

テーマ:ブラック会社

不安は的中した。

事情はこうだ。ちょっとややこしいが、当時の日本での法律ではこうなる。


まず、データの所有権がブラック会社が有する物である事。

つまり、ユーザが被ったアイテムの盗難は「窃盗被害」には値しないという事だ。

なので、ユーザは「不正アクセス被害」にあっただけという事になる。

つまり、ブラック会社がデータをひっちゃかめっちゃかRTM業者に奪われ、

そのアイテムを不正に売買されただけという事になる。

そう、被害届けを出すのは、まず「ブラック会社でなければならない。


れっきとした営業妨害であるが、窃盗にはならないのだ。


犯人が見つかれば、不正アクセス法違反の容疑で逮捕されるだろう。


しかし、ブラック会社にそれを突き止めるだけのログが残っていない。


不正アクセスをされた。という事実を証明する事はできても、警察が不正アクセスをした奴等を突き止めるのは、相当な時間を要するだろうし、よしだの予想では国外からのアクセスだ。


捜査は、非常に困難なものになるであろう。


そして、ブラック会社は、必死こいて警察にログを提出し、事情を説明するだけしておいて、ただ被害を拡大させていただけなのだ。


ユーザにしてみればこうだろう。


「警察に相談しても意味がない」

「払った分のアイテムは無くなったまま」

「もしかしたら、クレジットカードの情報も奪われているかもしれない」


追い討ちをかけるように、ブラック会社には、クレジットカードの代行業者からこんな事も告げられたそうだ。

「不正アクセスと思われるクレジットカードの支払いはできない」

不幸中の幸いではあるが、クレジットカードの情報類は、サーバに保存されていない。

都度、代行会社のクレジットカード認証に飛ぶようにされていたので、不正にカードを使用された人はほとんどいないだろう。

ただ、他の場所で手に入れられたクレジットカードを用いて、ブラック会社でゲーム内のアイテムを購入し、不正にユーザ売りつけていた形跡はある。

というかもうそんなんばっかりだ。

谷が下した判断は、完全に間違っていた。人に責任を押し付け、我関せず。

そんな事は、まかり通らないのだ。

それを承認し、推奨したのも社長だ。腐っている

そんな中、怒りが最高潮に達したユーザが会社に押しかけ社長を出せと入り口で張るような事も起きた。

深夜、一人で会社を出る女性も居るのだ。


社員の安全すら危うい。ブラック会社はとうとう伝説レベルに達した。


この事件に関わる社員たちが必死に頑張って居る中、一人ほくそ笑む女がいた。


それは、とうの昔に人間を卒業し、ドドリアさんほどの力をつけたお局 K子だった。


コメント

[コメント記入欄を表示]

コメント投稿

コメント記入欄を表示するには、下記のボタンを押してください。
※新しくブラウザが別ウィンドウで開きます。

一緒にプレゼントも贈ろう!

powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト