中国共産党幹部は引退を ダライ・ラマが批判【ワシントン共同】訪米中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は19日、ワシントン市内で「中国共産党の幹部らは潔く引退すべきだ。民衆の支持も、堅固なイデオロギーもないからだ」と述べ、中国に民主主義国家への変革を促した。 米議会図書館で開かれた全米民主主義基金(NED)の式典で、民主主義の発展に寄与したとして勲章を受章した後にあいさつした。 中国共産党について、国民の幸福よりも権威主義と資本主義を追求しているとして「堕落している」と皮肉交じりに批判。「中国共産党には共産思想がない。とても素晴らしいことだ」と畳み掛け、会場の爆笑を誘った。 さらに中国の軍隊や国名を「『人民解放軍』とか『人民共和国』とか、名前は美しい」とやゆしながら「実際には『人民』ではなく『役人』のものだ」と話した。 18日にホワイトハウスで行われたオバマ大統領との初会談の感想は語らなかったが、7歳だった1942年に当時のルーズベルト大統領から手紙をもらったものの、その後紛失してしまったとし、オバマ氏が会談で手紙のコピーをプレゼントしてくれたとの話を披露した。 【共同通信】
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