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梅田・北ヤードに新スタジアム構想 サッカーW杯視野に

2010年2月20日

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 大阪・梅田のJR貨物駅跡(北ヤード)の国立球技場建設構想は19日、誘致検討協議会が発足し、本格的な検討段階に入った。ワールドカップ(W杯)招致を目指す日本サッカー協会にとって、大型スタジアム確保は最大の課題。国際サッカー連盟(FIFA)は開幕戦と決勝の会場の条件に8万人以上収容できるスタジアムを挙げるが、国内に基準を満たす会場はない。初会議を終えたJリーグの鬼武健二チェアマンは「前向きな議論ができた。非常に楽しみ」と手応えを口にした。

 建設候補地は、北ヤード2期開発区域(17ヘクタール)のうち、西南端の約7ヘクタールのエリア。日本サッカー協会は、北ヤードのまちづくりのテーマである「環境」に合致することに加え、商業施設を組み合わせた「複合型スタジアム」であることもアピール。試合開催日以外も日常的に、にぎわいを創出できるとしている。平松邦夫・大阪市長は「一日250万人の乗降客がある巨大ターミナルに隣接する、世界でも例をみないスタジアムになる」と誘致に自信をみせる。8万人規模のスタジアムを稼働させる機会は限られることから、3万8千人収容のスタジアムを土台に、撤去可能な仮設スタンドを設置してW杯に対応させる方針だ。

 課題の資金面については、早くも活発な議論が展開された。平松市長らが「資金は国にお願いしたい」とするのに対し、大阪府の橋下徹知事は「資金を全部国からもらうというのは、国民は納得しない。海外も含め、民間投資をどう引き出すか検討しなければいけない」とし、規制緩和を含む行政の後押しの必要性を主張した。

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