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2010年2月19日(金) 19:20 |
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シロアリ被害に新兵器導入
香川県の2つの県立公園で松林が深刻なシロアリの被害を受けている問題で、シロアリを駆除するための新たな装置が19日から導入されました。 音を使ったシロアリ対策の新兵器です。
観音寺市の琴弾公園です。 切り出された松の中に密集しているのがイエシロアリです。 冬の時期、イエシロアリは巣の中だけで過ごします。 シロアリの巣を探すために今日から導入されたのがロッドセンサーと呼ばれる装置です。 センサーの先端を木の中に入れます。 センサーがキャッチした内部の振動を音に変換します。 録音した音をパソコンで確認。 シロアリは特殊な振動をおこし、変換した音声で確認できるといいます。 この装置は建物にいるシロアリの調査で使われていましたが、公園内の樹木で使うのは今回が初めてです。 シロアリの被害が深刻なのは,観音寺市の琴弾公園とさぬき市の津田の松原です。 香川県が去年6月から専門家による調査を進めていて,倒壊の危険がある松はすでに伐採されました。 しかし2つの公園では、シロアリの被害はほぼ全域に広がっています。 香川県はこの装置をつかって来年3月までにシロアリの巣の場所を特定し,必要な場合は薬剤を使って駆除を進めたいと話しています。
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