Windows XP SP2/SP3の場合、事前に.NET Framework Version 2.0とImage Mastering API v2.0のインストールが必要となる。Windows7-USB-DVD-Download-Tool-Installer-ja-JP.exeの実行前に、以下のリンクからダウンロードして、インストールしておくこと(インストール後、再起動が要求される)。.NET Framework Version 2.0を新たにインストールした場合は、Windows Updateなどでセキュリティ・パッチを忘れずに適用することも忘れないようにしたい。
[スタート]−[Windows 7 USB DVD ダウンロード ツール]−[Windows 7 USB DVD ダウンロード ツール]を選択してWUDTを起動すると、[ISOイメージ・ファイルの選択]画面が表示されるので、ここでWindows 7のISOイメージ・ファイルを指定する。WUDTは、あくまでISOイメージ・ファイルからインストールUSBメモリやインストールDVDを作成するツールなので、直接インストールDVDからインストールUSBメモリは作成できない。ISOイメージ・ファイルがない場合、インストールDVDの内容をISOイメージ・ファイルに一度変換する必要がある。仮想CD/DVDソフトウェアの中には、DVD-ROMの内容をISOイメージ・ファイルに変換する機能を持つものがあるので、こうしたツールを利用するとよい。例えば、「TIPS:Windows XP/VistaでVHDファイルをマウントする(Gizmo Drive編)」で紹介しているGizmo Driveを利用すれば、インストールDVDからISOイメージ・ファイルが作成できる。
このようにWUDTは、ISOイメージ・ファイルとインストール先のUSBメモリを選択するだけで、確実にインストールUSBメモリが作成できる。そのうえ、diskpartコマンドを利用するよりも、簡単で早い。ただしWUDTがサポートしているのはWindows 7だけであり、Windows Server 2008 R2のインストールUSBメモリなどを作成する場合は、やはりdiskpartコマンドを利用する必要がある(具体的な方法は前出のTIPS参照)。