トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 速報ニュース一覧 > 記事
【芸能・社会】レア路面電車が復活 高知、毎週日曜に快走2010年2月20日 04時24分 高知市の土佐電気鉄道で約1年前まで走っていた明治時代の復元車両や外国の路面電車計4両が、鉄道ファンらの根強い声に押されて復活した。1月から来年1月までの期間限定で毎週日曜、市中心部を快走している。 明治時代の車両を復元した「維新号」と、1939〜49年に製造されたリスボン市電(ポルトガル)、グラーツ市電(オーストリア)、オスロ市電(ノルウェー)。 維新号は、降車ボタンの代わりにひもを引っ張ると「チンチン」とベルが鳴り、レトロ感たっぷり。リスボン市電の車体には現地の広告がそのまま残るなど、外国車両は異国の雰囲気を感じることができる。 土佐電鉄は84〜93年に4両を導入。2008年12月ごろまで現役で活躍していたが、09年1月に導入したICカードシステムに非対応だったため、事実上引退していた。 今回はJR高知駅から高知城周辺まで約15分で走るコースなど3ルートがあり、車両は季節や天候によって使い分ける。 熱心に撮影するファンや観光客も多く、土佐電鉄は「高知の思い出の一つになれば」と話している。1日乗車券(市内均一大人500円、全線乗り放題800円)で乗車できる。 (共同)
|