
生命の神秘を伝える人体の不思議展をPRするポスター=富山市民プラザ
|
七月二十七日から九月二日まで、富山市民プラザを会場に開催される「人体の不思議展
」(富山新聞社主催)を紹介する巨大ポスターが同プラザ壁面にお目見えし、生命の神秘
を感じさせる本物の人体標本が並ぶ同展の魅力を迫力満点に伝えている。
同プラザ正面の壁面に掲げられたポスターは高さ四・五メートル、幅三メートル。人体
標本の写真を組み合わせてデザインしたもので、大手モールを行き交う市民らが壁を見上
げ、関心を寄せている。
人体の不思議展は「からだ=未知なる小宇宙」をテーマに、これまで医学や解剖学とい
う専門分野でしか知り得なかった世界を一般公開する。一昨年は金沢市の金沢21世紀美
術館で開かれ、約一カ月間の会期中、入場者数は十四万人を超えるなど、各地で大反響を
呼んでいる。
死後の献体に基づく全身標本十六体をはじめ、筋肉や骨格、内臓、血管、神経、脳など
約百五十点が並び、体の精巧な仕組みと命の尊さを教えてくれる。期間中は、富大附属病
院の医師による展示解説も行われる。
前売り券は大人が千二百円、中高校生が六百円、小学生が四百円。富山新聞本社や各支
社・総支局、県内のチケットセンターで販売している。問い合わせは同社営業事業部=0
76(491)8126=まで。