人体の不思議展(高知美術館)。
高知に来た機会に見に行こうと思った「人体の不思議展」。
しかし、運が悪く、この日曜日が最終日。
開館(9時)少し前にいけば
すいてるだろうと思って早めに到着。
甘かった。。。
すでに行列が。
開館まで15分。並びました。
開館前には500人くらい並んでいたようです。
(スタッフの人が話していた)
まさか、美術館に行列ができるとはね。
中に入ると、人は多いものの、
見れないほどではなかった。
内容はというと、なんとも言葉にできないけど、
圧倒されるというか、なんか胸がつまるというか、
皮膚の下が寒くなるような感じで、
リラックスしては見られませんね、なんか。
こういうの(コチラ)の実物が展示されているわけです。
実際の人間の死体をみんなで見るわけですから、
普通の展示物とは重さが違うよね。
考えてみると、この美術館の中に数十人の遺体があるわけで、
なんとも衝撃的な催し物です。
死者に対する冒涜だとか、見せ方に関してだとか、
批判もいろいろあるようですが、
普通に生活していると、見ることのできない人間の身体。
身近でありながら、非常に遠い存在なんですよね。
自分の脳みそや心臓や筋肉を見ることはできないわけで。
やっぱり、見る価値はある、と思います。
単純に、すごいよね、人間の身体は。
手の血管なんか、微細ですごかった。
こんなやつ↓(本を買った)。
自然の造詣というのは似てくるものなのか、
植物の根のように、血管が伸びてます。
脳みその標本を持てるコーナーがありました。
意外に小さかった。両手で包み込むような感じで。
けど、予想以上に重かった。
・・・・・。すごいね。
思い出したんだけど、
解剖学者の養老猛司さんが、
テレビで自殺について語っていたこと。
(うろ覚えです)
「人間の身体はものすごく精緻にできていて、
人間の力では、とてもそれを創り出すことは不可能。
そんなすごい身体なんだから、
自殺して身体がなくなってしまうのは、もったいない。」
というようなこと。
納得した。
| 固定リンク
コメント