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2007年3月13日 (火)

人体の不思議展(高知美術館)。

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高知に来た機会に見に行こうと思った「人体の不思議展」。

Pict0326_1

しかし、運が悪く、この日曜日が最終日。


開館(9時)少し前にいけば

すいてるだろうと思って早めに到着。


甘かった。。。

すでに行列が。

開館まで15分。並びました。

開館前には500人くらい並んでいたようです。

(スタッフの人が話していた)

Pict0325

まさか、美術館に行列ができるとはね。


中に入ると、人は多いものの、

見れないほどではなかった。


内容はというと、なんとも言葉にできないけど、

圧倒されるというか、なんか胸がつまるというか、

皮膚の下が寒くなるような感じで、

リラックスしては見られませんね、なんか。

こういうの(コチラ)の実物が展示されているわけです。


実際の人間の死体をみんなで見るわけですから、

普通の展示物とは重さが違うよね。


考えてみると、この美術館の中に数十人の遺体があるわけで、

なんとも衝撃的な催し物です。


死者に対する冒涜だとか、見せ方に関してだとか、

批判もいろいろあるようですが、

普通に生活していると、見ることのできない人間の身体。

身近でありながら、非常に遠い存在なんですよね。

自分の脳みそや心臓や筋肉を見ることはできないわけで。

やっぱり、見る価値はある、と思います。


単純に、すごいよね、人間の身体は。


手の血管なんか、微細ですごかった。

こんなやつ↓(本を買った)。

Pict0329

自然の造詣というのは似てくるものなのか、

植物の根のように、血管が伸びてます。


脳みその標本を持てるコーナーがありました。

意外に小さかった。両手で包み込むような感じで。

けど、予想以上に重かった。


・・・・・。すごいね。


思い出したんだけど、

解剖学者の養老猛司さんが、

テレビで自殺について語っていたこと。

(うろ覚えです)

「人間の身体はものすごく精緻にできていて、

人間の力では、とてもそれを創り出すことは不可能。

そんなすごい身体なんだから、

自殺して身体がなくなってしまうのは、もったいない。」

というようなこと。


納得した。


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