2010年2月19日 19時53分更新
バンクーバーオリンピック、フィギュアスケートの男子シングルで倉敷市出身の高橋大輔選手が銅メダルを獲得しました。オリンピックのこの種目で日本選手がメダルを獲得するのは初めてで、地元も沸きました。
倉敷市にある高橋選手の母校、倉敷翠松高校には高橋選手の母親の清登さんをはじめ、後輩の生徒などおよそ150人が集まって体育館に設けられた大型スクリーンでオリンピックの放送を見守りました。
画面にタカ橋選手が映し出されると、応援団のかけ声にあわせて生徒たちは大きな声援を送りました。演技が始まると応援席の最前列に座った母親の清登さんは、手を合わせて見守り、「頑張って」と声をかけていました。
高橋選手の演技のあと、会場の人たちは祈るような目で残る2人の選手の演技を見つめ、銅メダルが確定した瞬間には大きな歓声と拍手がわき上がりました。
母親の清登さんは、「ケガをしたことを考えるとメダルをとったことは不思議な位で心からおめでとうと言いたいです。多くの人の声援に支えられ、幸せな息子です。実家に帰ってきたらゆっくり食事をしたいです」と話していました。
また生徒の1人は「学校の誇りです。失敗しても立ち直る強さを学びました」と話し、日本のフィギュアスケートに新たな歴史を刻んだ高橋選手をたたえていました。