鳩山由紀夫首相が19日夕、首相官邸で記者団に語った内容は以下の通り。
――よろしくお願いします。
「お願いします」
【オリンピック】
――オリンピックの男子フィギュアで高橋大輔選手が銅メダル。受け止めを。
「快挙ですよね。ま、フィギュアは女子ががんばってましたけど、男子はなかなかメダルがとれないという中でね、私もニュースで拝見しましたけれども、高橋選手、4回転に挑戦をして、残念ながらそこは失敗したけれども、そのチャレンジ精神の中でね、その後見事にまとめあげた。すごい精神力だなと私は思いましたね。やっぱり銅メダル、すばらしい価値があるなと感じました。おめでとうと申し上げたい」
【普天間問題・その1】
――続いては普天間基地の移設問題…。
「また話が変わるの。急に話が変わるからね」
――一部報道で政府がキャンプシュワブの陸上案を選択肢の一つとしてアメリカ側に打診していたと。総理は把握しているか。総理としては陸上案は現実的とみるか。
「私は今この問題に対しては、これは前から申し上げているように、どの選択肢に対しても、コメントはしないことにしています。従ってキャンプシュワブの話に関しても、今、政府が打診するなどという段階でないことはご案内の通りだと思います。そうではなくて今、政府の中で、検討している段階ですから、それはあらゆる選択肢も視野に入れてということの中で一つ一つを検討している段階です。従って今、非公式も何もですね、アメリカとそういうことをやっているという段階ではありません」
――打診自体していなかったということか。
「私どもはその、少なくとも正式なルートでの打診というものはしていません。まだそういう段階ではありません」
【公務員制度改革】
――国家公務員法改正案がようやく閣議決定。給与法の改正などが実現するまでは運用が難しいとの見方も。今後どのように改革を進めるのか。また、内閣人事局長を閣議決定直前に副大臣や民間人からも起用できる規定になった理由は。
「これは給与法がどうのこうのという議論とは別だと思います。それはそうでなくとも、すなわちまだ改正されなくとも、当然、公務員制度、これを改正すればそこで当然動き出すと。で、わたくしは先ほども申し上げましたように、がんばっている公務員の皆さんにエールを送ってね、もっとがんばれば、あー、より大きな立場で仕事できるぞと、その思いをね、公務員の皆さんがみんなが持っていただいてこの国が良くなること、さらに良くなることを期待をします。その中で、人事局のトップの話ですけれども、それは皆さんもお考えになればおわかりのように、選択肢がすなわち広がれば、すなわちより柔軟に門戸を開けば、その方がより適材適所でいい方が選ばれると、その可能性が高まるということでありますから、その道を選んだということです」