「ハリー・ポッター」盗作訴訟、著者は「ばかげている」
[ロンドン 18日 ロイター] ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリング氏は、4作目の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」が別の児童文学を盗用したとの訴えについて声明を発表し、「事実無根」で「ばかげて」おり、却下されるべきとの考えを示した。
盗用を訴えているのは、故エイドリアン・ジェイコブズ氏の著作権管理団体。ロンドンの高等法院で昨年6月、「ハリー・ポッター」シリーズの出版元ブルームズベリー(BLPU.L: 株価, 企業情報, レポート)を相手取り、訴訟を起こしていた。
ローリング氏は声明で「盗用をしたという訴えがまたあったことを悲しく思う」と語り、「初めの訴えがあるまで、その著者や作品については一切聞いたことがなく、もちろん読んだこともなかった」と説明。裁判所に対し、この訴えを速やかに却下するよう求めると述べた。
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