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奥寺アナの「なんなんだ??フィギュア不正採点問題」
(2月22日)

奥寺アナ
今日、驚くべき話を耳にしました。
フィギュアスケートの不正採点問題で、不正を行ったとされる渦中のフランス人女性審判員の担当弁護士を電話取材した時のことです。

当初、その審判員は、ロシアに有利に採点するよう外部からの圧力を受け、不公平な判断でロシアペアに有利な採点をしたとアメリカのメディアに報道されていました。
国際スケート連盟は、審判員に何らかの不正があったことを早々に調査し、断定、発表し、当初2位のカナダペアに金メダルを与える決定をわずか4日の間に行ったのです。

ところが彼女の弁護士によれば、女性審判員は、その後の国際スケート連盟の調べに対し、
「審判として、公正な判断でロシアペアに有利な採点をした。」
「最初、不正を行った旨の発言をしたが、判定に対する周囲からの異常なプレッシャーの中で誤った発言をしてしまった」
と主張しているのだそうです。
仮にそうなら、カナダペアに与えた金メダルは何だったのかということになります。

更に驚きなのはその続き、
「カナダに有利に採点するよう圧力を受けた」
と言っているのだそうです。



だとすると、当初被害者の立場と思われていたカナダは、必ずしもそうではないことになります。

私が聞いた情報はこれだけなのですが、いずれにしてもこの問題はかなり根が深そうです。
そして、今回の問題解決のプロセスでの一番の誤りは、不正の追求とスポーツの結果の判定を同じ土俵でやってしまったことです。

尾を引きそうです。
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