記事入力 : 2010/02/18 08:25:58
オバマ大統領「韓国の原発に注目せよ」
米国、30年ぶりに原発建設計画
米国のバラク・オバマ大統領は16日、人口10億人を超える中国、インドのほか韓国にも言及しつつ、30年ぶりとなる新たな原発建設計画を発表した。
オバマ大統領はメリーランド州ランハムを訪問し、ジョージア州バーク郡に建設される新しい原子力発電所について、米国政府が約80億ドル(約7290億円)規模の融資保証支援を行うと発表、「新しい原発の建設で、数千もの建設関連雇用と、800の研究関連雇用が創出される。これは、安全かつクリーンでエネルギー効率が高い技術を開発するための努力の始まりに過ぎない」と演説した。また、原発1基で自動車350万台分に相当する大気汚染物質の排出を抑えることができるとし、「エネルギー需要の増加に対処し、気候変動が最悪の状況をもたらすことを防ぐためには、原子力エネルギー供給を増加させる必要がある」と語った。
米国では、1979年にペンシルバニア州のスリーマイル島で発生した放射能漏れ事故以降、原発の新規建設が事実上中断していた。
オバマ大統領がこの日の演説で韓国に言及したのは、昨年韓国電力のコンソーシアムが総額47兆ウォン(現在のレートで約3兆7000億円)規模に上るアラブ首長国連邦(UAE)の原子力発電所事業を受注したことが影響していると分析されている。オバマ大統領は、韓国や中国、インドの例を挙げた後、「過ちを犯さないようにしよう。原発であれ、太陽・風力エネルギーであれ、未来の技術に投資しなければ、今後外国からそれらの技術を輸入しなければならない」と主張した。さらにオバマ大統領は、「わたしたちが遅れを取り、雇用が米国ではなく外国で創出される状況は、決してわたしが容認できる未来ではない」と語った。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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