五輪アラカルト:韓国の活躍に驚き示す外信
「韓国が競技場を支配している」「東アジアの韓流」「止まらない韓国旋風」…。
17日、韓国の李相花(イ・サンファ)がバンクーバー五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得したというニュースに、外信は「サプライズ」を連発した。AP通信は、「中国とドイツの圧倒的な優勝候補二人をこれ見よがしに追い越し、韓国にもう一つのサプライズ金メダルをもたらした」と報じた。ロイター通信は、「世界ランク3位の李相花が“ドイツの女帝”ウォルフを破った。韓国の選手がオリンピックで輝いている」と伝えた。
特に、外信はスピードスケート男子5000メートルでの銀メダルに続き、500メートルで男女共に韓国が金メダルを獲得したことについて、驚きを示した。APは「今大会以前はショートトラック以外で金メダルを一つも取れなかった韓国が、これまで行われた4競技のうち金メダル2個、銀メダル1個を獲得したことで、(競技場である)オリンピックオーバルを支配している」と報じた。BBCも「韓国は李相花が世界記録保持者のウォルフ(ドイツ)に勝ったことで、スピードスケートを支配している」と報じた。
海外メディアはまた、韓国の勝利の秘訣である勤勉性にも注目している。ロイター通信は、「勤勉な韓国人が金メダルで成果を得た」という見出しの記事で、「韓国の成功に秘密の公式はない。ただ、昔ながらの苦しい練習あるのみ」という李相花のインタビュー記事を掲載した。
中国のメディアは「冬季オリンピックの韓流」として驚きを示した。国営・新華社通信は、「韓国が世界をびっくりさせている。韓国は、スピードスケートの選手もショートトラックの技術でコーナーワークの速度を向上させているのが好成績の理由だ」と報じた。中国最大のポータルサイト「シナ・ドットコム」でも、インターネットユーザーの関心は高かった。遼寧省大連市のあるユーザーは、「韓国が体系的な練習とたゆまぬ努力で注目すべき快挙を成し遂げた。アジアが金メダルを取った」と喜んだ。
朝日新聞は同日、夕刊1面の見出しを「スピードスケートに韓国旋風」とした。朝日新聞は、「ショートトラック王国でコーナーワークにたけており、ナショナルチームで少数精鋭で強化。さらに気迫も充実している。勢いは止まりそうにない」と報じた。毎日新聞は同日朝刊の社説で、「かつて冬季五輪はアジアでは日本の独壇場だった。80年代後半、日本はアジア各国に冬季競技を広めることに力を注いだ」「冬季競技に限らず身近なアジアのライバルと競い合う中で、アジア全体のレベルを上げていくことが日本スポーツ界に求められている」と論じた。
東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員
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