韓国軍:徴兵検査の基準強化へ

近視、脱臼などによる免除判定厳しくなる

 今年から、よほどでなければ視力が悪いという理由で現役兵になれない人はほとんどいなくなる見込みだ。肩の関節が外れる症状がある人も、手術を受けたのにもかかわらず完全脱臼が確認される場合だけ、軍での服務が免除される。

 兵務庁は16日、「今年から基準が大幅に強化される『徴兵身体検査など検査規則』が適用される。故意に肩の手術をする、患者とすり替わるなど、過去に見られたような兵役逃れの犯罪の再発防止に総力を傾ける」と説明した。

 新たに適用される検査規則によると、今まで近視はマイナス7ディオプトリ(眼鏡レンズの屈折を表す単位で、数字の絶対値が大きいほど視力が低いことを表す)からマイナス10ディオプトリ未満の場合、3級(現役兵)と判定されたが、今後はマイナス8ディオプトリからマイナス12ディオプトリ未満を3級と見なすという。

 また、肩の関節が外れる症状を表す「多方向性肩関節不安定症」の場合、今までは手術後に不完全だったり、再手術が必要だったりした場合には、5級(第2国民役、服務免除)の判定が下されたが、今後は、再復元手術を受けた後に完全脱臼が確認される場合だけ、5級判定が出るようになる。兵務庁関係者は「再復元手術を受けた人に5キロから7キロの重りを負わせて肩が外れるのが確認されれば、兵役免除を受けられるようになるだろう」と話した。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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