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地域医療体制整備計画検討委:公立2病院の経営統合、11年度実施で準備 /三重

 ◇上野総合市民、名張市立の公立2病院

 ◇伊賀、名張両市が合意 機能再編も「10年度早期」--検討委で報告

 伊賀、名張両市は上野総合市民、名張市立の両公立病院の経営統合について、11年度中の実施に向け、準備することで合意した。両病院の機能の再編についても、10年度の早期に実施し、岡波総合病院と、時間外の救急患者を診療する急性期を担当する公立病院の2病院による輪番体制への移行に向けて協議する。

 17日夜、伊賀市四十九町の県伊賀庁舎であった伊賀地域医療体制整備計画検討委員会(会長=内田淳正・三重大学長)で両市が報告した。会議には、伊賀・内保博仁、名張・亀井利克の両市長らが出席。両市は今年度中をめどに経営統合について議定書をつくる。

 検討委のこれまでの会合では、両公立病院と岡波総合病院による現在の2次救急輪番制の維持は今後は困難としたうえで、10年以内での伊賀地域の拠点病院の整備▽それまでの急性・亜急性期別の両公立病院の機能分担▽両公立病院の経営統合--について合意していた。

 検討委で両公立病院は今後、医師らでつくるワーキンググループを設置し、機能分担などについて考えることを決めた。

 検討委終了後、取材に対し、内田会長は「市民感情を考えると、どちらの病院を急性期にするか決めるのは、委員会の越権行為。ワーキンググループで具体化してほしい」と話した。【宮地佳那子】

〔伊賀版〕

毎日新聞 2010年2月19日 地方版

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