ディズニーの「お宝オークション」で超高額落札が続出 落札総額は2,800万円を超える
先週行われたディズニーの「お宝オークション」で、超高額の落札が続出した。また、旧広島市民球場でも、ネットオークションなどでバラ売りする計画が進行している。
先週行われた「東京ディズニーリゾート1泊ツアー」の目玉企画で、落札価格100万円超えが続出した。
この企画は、2008年の25周年イベントで、パーク内を飾ったフィギュアなど全51点を、集まったおよそ300人のファンを対象に、オークションにかけようというもの。
こうしたフィギュアはこれまで、イベントが終わると廃棄されたり、倉庫に眠ったままになっていたということだが、ファンにとっては「世界に1つだけ」のお宝グッズ。
参加者は、オークションの本命について、「20周年のミニーちゃんです」、「腹は決まったという感じで。本命はプルートで」などと話した。
愛知県から来た吉川さん一家は、お目当てについて、「(狙いは?)ミッキーマウス・レビューで着てたコスチュームがあるんですけど...」と話した。
家族の思い出が詰まったミッキーの衣装を狙う吉川さん一家。
予想落札価格は50万円だった。
まずは、20万円からスタート。
しかし、価格は一気に跳ね上がり、予想価格の3倍以上、160万円の値をつけ、別の参加者が落札した。
吉川さんは、「いけるかなって思ったんだけど。気がつけば(単位が)5万円ずつだから」、「まあ、楽しかったからいいよね」などと話した。
次々とお宝グッズが高額で落札され、最高額は185万円。
落札総額は、2,800万円を超えた。
オリエンタルランドリゾートクリエイト部の薮田善大さんは「捨ててしまうのではなく、ゲストの方にそれを使っていただく、飾っていただく」と語った。
「捨てるのはもったいない」と、オークションを活用した再利用。
その流れに、2004年から行政機関が出品を始めたのが、「官公庁オークション」。
これまでにも、財政破たんした北海道・夕張市をはじめ、小学校の校舎や消防車など、さまざまな珍品が競売にかけられ、その出品数は4年で25倍以上に急増した。
そして、今まさに出品を計画中だというのが、2009年、半世紀以上にわたる歴史に幕を下ろした「旧広島市民球場」。
ホームベースや、スコアボード、さらには観客席まで、ネットオークションなどでバラ売りする計画が進行している。
旧広島市民球場管理事務所の竹本久男所長は「多くのカープファンから、『球場の物品を譲ってほしい』という声が非常にたくさんあり、ネットオークションも採用してですね」と話した。
球場入り口にあった広島市民球場の銘板や、売店のお品書きもオークションにかけられる予定だという。
収益を球場跡地の整備事業基金に積み立てたいというこの計画について、プロ野球・広島カープのファンからは、「子ども時代よく行ったので、できれば全部欲しい」といった声が聞かれた。
(02/15 19:37)