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海外検索エンジン事情

ここでは、各国別の検索エンジンの利用状況についてご紹介します。それぞれの国で利用状況にどのような違いがあるのか、特徴や人気の検索エンジンを確認してみましょう。

各国別に見た利用状況

ここでは海外検索のエンジン事情についてご紹介致します。日本国内では人気の高いYahoo!JAPANやGoogleの利用状況についてご紹介しました。世界各国でも、日本ではあまり知られていない検索エンジンがたくさん存在し、日本と同様にそれぞれの地域性や国民性によって利用状況もさまざまです。また、近年では海外に事業拡大を進める日本の企業なども、世界に向けての情報発信手段として、海外検索エンジンを利用したマーケティングにも力を入れています。世界中で利用されている検索エンジン事情を、各国別で確認してみましょう。

アメリカ

圧倒的なGoogle人気

アメリカでの検索エンジンシェアは日本とは大きく異なり、Google利用率が60%以上を占めており、それに続くYahoo!が20%程度であることを考えれば、Googleに対しての圧倒的な支持率が伺えます。Googleは「検索がライフスタイルを変えてしまった」とまで言われるほどで、ここ数年の推移からもGoogleの利用率は年々増加傾向を見せています。その人気の背景は、高い検索精度が影響していること、またアメリカのGoogleでは、日本のGoogle以上に多彩なサービスが充実しており、生活、趣味、学習、仕事、研究、など多方面で役立つ、万能検索エンジンとしての地位を確立しつつあります。

アメリカ主要ポータルサイトのご紹介
Yahoo! Web Directory
Yahoo! Web Directory

http://dir.yahoo.com/

Page Rank 8/10

その認知度では最も高いとされる世界最大のポータルサイト、Yahoo! のディレクトリサービスです。 Business to Business 及び Shpping & Services の2つの有料登録分野に約 67万件もの情報が登録されており、Yahoo! での情報掲載は、検索エンジンが最も高く評価する外部リンクの1つとして、検索エンジンマーケティングにおいて重要度の高い存在となっています。


Best of the Web
Best of the Web

http://botw.org/

Page Rank 7/10

Yahoo! が誕生する以前、1994年ニューヨーク大バッファロー校の学生が始めた、ホームページ人気投票サイトが前身となるWeb業界で最長の歴史を誇るディレクトリサービスです。現在も幅広いユーザー層から支持されています。


BUSINESS.COM

BUSINESS.COM

http://www.business.com/

Page Rank 7/10

月間 600 万超のユニークユーザー数を誇る世界最大のビジネス専門ディレクトリサービスです。65,000業種におよぶ業種情報を保有し、40万件以上の登録数があります。ビジネスマンに人気が高くレギュラーユーザーも大変多いディレクトリーサービスです。


Excellent Guide

Excellent Guide

http://www.excellentguide.com/

Page Rank 7/10

比較的新しいディレクトリサービスでありながら、PageRank 7と高い評価を得ています。スタンフォード大の研究結果に基づき、ユーザビリティとWeb Creditability という新しい指標で登録サイトの使いやすさや信頼性を評価する試みに関心が寄せられています。


韓国

国産検索エンジン「NAVER」に人気集中

韓国では、地元の企業NHN社運営の検索エンジン「NAVER」が圧倒的な人気を得ています。韓国の検索エンジンは欧米で利用率の高いGoogle等の検索エンジンとは異なり、ユーザー参加型による情報蓄積が特徴です。この場合、ユーザー間でのQ&Aサービスにより無数の質問、回答が巨大な知識データベースとして構築されます。また、優れた回答にはポイントが付与され、そのポイントを自ら質問する権利として使用できる仕組みになっています。こうしたインセンティブの結果,データベースには4000万以上の質疑応答が蓄積され,あらゆる種類の質問に対し、それぞれ質の高い回答が寄せられています。「NAVER」では、このように地域性を前面に打ち出せるシステムを導入することで、ユーザーにとって国内における地域や身近な情報を得る最適な手段として認知され、この様な高いシェアを得ていると考えられます。

2006年 韓国ポータル・サイトのシェア

韓国検索エンジンシェア

コリアン・クリック調べ


中国

国産検索エンジン「百度」がシェア第1位

2000年に北京で誕生し、需要はほぼ国内のみであるにもかかわらず、現在世界シェア第3位まで利用率を拡大している中国検索エンジン「百度」が圧倒的な支持を得ています。その人気の特徴として、国内シェア第2位の中国版Googleが他のGoogleに比べて検索やサービス面で制限があること、またGoogleに対抗するかのようにサービスやコンテンツ量が充実し、それらが全て中国国内のニーズに特化した内容であり国内で60%以上のシェアを獲得している要因となっています。トップ画面もGoogleを意識したかのような、シンプルな画面構成となっており、サービスでの特徴は、訴訟問題にまでなった「MP3検索」が現在でも設置されていることで、この音楽ファイル検索サービスも国内人気の大きな要因となっています。日本では2007年に「百度」日本語版が進出しており、現在のところ反応はまだまだ薄い状態ですが、特徴のある検索結果から、一部ユーザーの間で利用が広がりつつあります。

中国検索エンジンのシェア

中国の検索エンジンシェア

出典:iReseach「2007年度第3四半期検索エンジン市場調査報告」2007年11月度


ドイツ・フランス

欧州各国ではGoogleがシェア独占状態

欧州 各国 では 、ドイツ、フランスに限らず、 Google がアメリカをもしのぐ、 圧倒的なシェアを占めています。 ドイツでは82.50 %、フランスでは 89.98 %という割合からも 2 位以下と大きく差を開け、 Google の独占状態となっています。 2006 年には、ドイツ・フランス両政府主導の下、企業と国立研究機関が中心となって、欧州で独占状態となっている Google への対抗手段として、動画や 音声などのマルチメディア検索を主体とする検索エンジン「 Quaero (クエロ) 」の開発プロジェクトが発表されましたが、開発の遅れなどから未だ新しい情報は発表されていません。今後も欧州で の Google 人気は継続することが予想されています。

ドイツの検索エンジンのシェア

ドイツの検索エンジンシェア

フランスの検索エンジンのシェア

フランスの検索エンジンシェア


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