東京都練馬区のアパートで17日夜、会社員関口裕之さん(24)方が焼け、長男の大毅君(3)と長女の心愛(ここな)ちゃん(2)が死亡した火事で、火元とみられる押し入れ付近にライターが5、6個落ちていたことが、警視庁への取材でわかった。光が丘署は、大毅君と心愛ちゃんがライターで遊んでいたところ、押し入れのものに燃え移った可能性があるとみて調べている。
同署によると、関口さん方は玄関を入るとダイニングキッチンがあり、奥に6畳の和室と洋室が並んでいる。和室の押し入れの焼け方が激しいといい、この付近が火元とみられる。
出火当時、母親の美穂さん(24)は次男の優心君と洋室で眠っていた。美穂さんは同署に「目が覚めたら煙が充満していた。慌てて次男を抱えて外に出た。長男と長女は見当たらなかった」と説明しているという。
ライターについて、美穂さんは「子どもが火遊びしないようにライターを自分のポケットに入れていた」と話しているという。