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鬼ノ目発進号の書斎☆～男性への差別行為を根絶せよ～☆

一言メッセージ：女性による責任負わぬ自由と義務果たさぬ権利、女権拡張の為なら何でもアリの主張が織り成す世界に類を見ない甚大なる差別と道徳の崩壊

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自主勉強に役立つ教本　４

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さてさて、自主勉強して実践しよう！そして確固たる実力を身に付けよう！！の教本コーナー！！！（゜∀゜　

今回が最終回です。
最初の頃は必死になって読んでも、全然分からなかったし、分からないから面白くもないし、
何でこんなに異常に難しいの？と、つくづく嫌気が差していた時もありましたけど、
そんな私が「この教本、お勧めです」と言えるようになるとは、あの時は思いもしませんでしたねぇ。

確かに、非常にややこしい上に、全てを連携させて、そこで初めて１つの大作が出来るのが音楽の世界なのに、
殆どの場合「音楽理論」「譜面の知識」「コード」「ボイシング」「音響エンジニア（音師）」「打ち込み」
「作曲」「作詞」「演奏練習」「マスタリング」「ギター」「ドラム」「キーボード」「ストリングス」などと、
各分野に完璧にバラバラに分かれてしまっていて、覚えなきゃいけない知識というのは全てを足すと、
実に国語辞典十数冊分とか六法全書レベルに余裕で匹敵するほどの莫大な量、という世界でもあり、
敬遠されるのが実情であろうとは思います。私も最初はそんな感じでしたからねぇ。

でも、少しずつでも読んで、少しずつでも理解して、それを覚えて、、、そして実際に使う、
それを繰り返し、徐々に実践の中でも出来るようになった時には「面白い」の一言です。
その醍醐味がありますね。

ただでさえ難しいことが、自分の中で理解できるようになってくると、
それはそれで恍惚感に似たものがあり、それが楽しいと感じるようになってきますね。
まぁ、最初は苦痛な部分は多々あると思いますが（特に用語なんて意味不明なものばかりだし）

ただ、その先で、読んだ人・理解した人を待っているものは、その苦労や努力を遥かに上回ります。
それだけで、これらの教本の価値や存在意義というのは果てしないものなのだと感じる今日この頃です。
まぁどれもこれも、完璧に出来る様になるには軽く数年掛かるようなものですから（音楽自体がそうだし）
手に取って、ゆっくりと、少しずつ、でも確実に、読み進めていくことが重要なのだと思います。

ＤＴＭ打ち込みフレーズ制作技法(CD-ROM付き) 篠田元一 (著, 監修)

打ち込みで生演奏の音を再現する為のベロシティ・ピッチ・モジュ・エクスデータ入力数値や練習演題などが
悉く書かれている教本です。。。通常のＤＴＭ制作程度のレベルは飽きた。もっと本格的なものを
打ち込みで作りたい、という玄人向けの教本です。ハッキリ言って、今まで紹介してきた教本の中でも
比較的難しい部類＋即実践を想定したものです。。。が、これをマスターした時の効果も、
他の教本と比べ物にならないでしょう。ＤＴＭ経験者・音楽経験者にお勧めの一冊です。

（上）マスタリングの全知識ＣＤから配信まで(CD付き) 葛巻善郎 (著)

（下）エンジニアが教えるミックス・テクニック99 (CD付き) 葛巻善郎 (著)

所謂「音師の技術」と呼ばれるものは、大まかに分けると「音響」と「マスタリング」の２種に分けられます。
つまりは「制作過程」と「仕上げ」に分かれ、後者の行為は「サウンドトリートメント」や
「マスタリング」と言います。要は曲が完成した後の処理が中心となる分野ですね。

（音響の方は、他にも「ミックス」と呼ばれたり、単純に「エフェクト」と言われる分野に分かれるので、
　音師の仕事を指す名称や分野は、４つ～５つくらいあります。
　※本によって表現が違ったり、若干名称と説明範囲が異なるような事もある）

完成作というのは曲として完成していても、それを最高の形で出せるか？とはまた別の問題で、
トリートメントやマスタリング関係の書物は、仕上がった曲を最高の状態で世の中に送り出すことを
仕事としているエンジニアの人達の知識が詰まっています。

まぁ、音響エンジニアの知識と同時に覚えるものでもありますので、教本によっては両方書いていたり、
片方しか書いていなかったり、名称・役割などを分けていなかったりは区々ですが、マスタリング知識とは
「出来上がった曲を、更に最高の状態に引き上げて世に出すために必要な知識を扱うもの」ということです。
ミックスやエフェクト・エンジニアは「制作過程の中で、その曲に演出効果を掛けて応援する」という知識です。
そのためのノウハウが、これら「エンジニア・マスタリング・音師の本」にはギッシリと書かれております。

ちなみに、アマゾンなどで一度音楽関連の書物を調べると、
マイストアと連動して自動的に検索したものと類似する本が多々紹介されるので、
その機能を使えばもっともっと活用できる本が見つかるかも・・・（*＾＾*）
※しかも、アマゾンを通じて既に購入している商品は表示されないという親切な設定みたいですね。

知識会得と実践を繰り返せば自ずと迅速な処理と確実な品質を繰り出す力が後から身に付いてくるものです。
まぁ、私はまだまだ音楽に関しては駆け出しのヒヨっ子にも値しない人間ですが、
この道理はあらゆる製造・制作・物作り全てに通じて言えることですから、それだけは分かります。

まだ見ぬ知識の欠片を探し出し、それを自らの実力や「分かる」という喜びに変えるために、
このような素敵な教本たちは、いかがでしょうか？

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みっくみくにしてやんよ　１２

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さてさて、お久しぶりの「みっくみく」のコーナーです。
・・・そうそう、先にお伝えをしておきますが、ミクの調律はさすがに１日とかではムリですので、
（大体、マジメに調律を施したら軽く１２時間以上は最低掛かるのではなかろうか、、、
　今日は先約があるのであと数時間で出掛けるし、平日中は朝から晩まで仕事・・・
　せいぜい一日２～３時間作るとして、恐らくミクの音声をうｐして本格的に伴奏作りの説明に入るのは
　週末くらいになると思います）

まぁ一応出来る限り頑張るけどね。

というわけで、この記事は制作の進捗に合わせて更新＋徐々に形を変えるようにしますので、
今はこのままほぼ空の状態で置いておきます。
（簡単な記事をあと１本書く程度の余裕はあれど、じっくりと調律しているほどの余裕は無いっス）
後ほど、また～～りと制作を手がけている時にリアルタイムで記事内容を考えて更新しますね。

まぁ、次回の更新まで「ミク×レン」でもご堪能下さいませ。

見た感じでは「ミク×レンだけど、カップルという設定ではない」みたいだねぇ。
・・・こんな超絶美人な姉がいたら、確実に周りから羨ましがられるだろうねぇ。。。と・・・
それじゃ、この記事は現段階ではここまで。

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実践　ＤＴＭ・楽曲制作　創作編　３

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さてさて・・・それじゃ実際に作りながら順を追って説明していきますが、
唐突に音楽理論などなどを持ち出したり組み込んだりしたら見てる人にとって意味不明になりますので、
とりあえず【コード進行・ボイシングという概念が全く存在しない※全く考えない】という視点で、
（つまり、主旋律から作られた1/2小節のアルペジオ＋アルペジオトラック※音源１つしか使わない）
まず簡単な説明の方から話を続けたいと思います。（どのみち、そこから先はボーカル作った後の話なので）

まず進行やボイシングを考えた変化＋転回＋ノート縮小などを全く使わずに基礎を作るって事になるのですが、
【どこから作るのか？】というと「サビ部分の分解・アルペジオ化・もちろん保管しておく」から始めます。

大抵の場合、イントロや間奏はサビから作られており（全くサビと違うものでも、ほぼサビから作られている）
曲中で最も使えるアルペジオや、その曲ならではのドラムの打つタイミング、
その曲の基本的～代表的な成分となるものも、その多くはサビの中に既にあります。

音楽にはテンプレ的な「こういうコード進行が良い」とか「ドラムは、こういう叩き方が基本」とか、
「こうすれば、こう聞こえる」とか所謂「お決まりのもの」やら「お決まりの旋律取り」とか、
予めキレイに作れる・○○風に聞こえるという前提の豆知識というものがありますが、
これらを多用すれば楽と言えば楽ですが、自分の曲らしさというものを代償として支払う事になります。

そうなってしまうと、かな～～～りＪ－ＰＯＰにおける形骸化の問題と同じことをする事になるので、
ほぼ「当たり前の基本」と言えるものは守りつつ、その中で自分の作った曲らしさを持ってくるためには、
自分の曲を分析する必要があるわけです。テンプレっぽい曲作りにならないようにという配慮です。

あと、主旋律を作る方を先にやってしまいたいとか、そういう場合は先に主旋律を作っちゃいましょう。
余裕がある時は同時にやっているのが効率良いのですが、なかなか創作はそう思い通りには行かないですし。

たま～に他の作業をやっている途中にネタを思いついて、そのままネタを忘れる事もしばしばありますので、
その辺はその時々で臨機応変に。。。ＭＩＤＩ化したら逃げはしませんが、良い思い付きは早く残さないと
頭から消えますので。。。その場合はアルペジオ化・分析を後に回して、先に思いついた旋律を
一早くＭＩＤＩデータとして残すのが先決です。
（実質、仕事中にネタが浮かんだ時なんて最悪（－－；これでどれだけの数の曲のネタを失っているか）

で、そんなこんなで、ホイｗとりあえず１番の主旋律できたおｗｗｗ

http://oninome.sakura.ne.jp/sweets1.mp3

・・・・・・歌詞であれだけバカみたいに躓いていたのが、まるでウソのようだ・・・（－－；
やっぱり自分の得意分野は第一に尊重してあげましょう。今更なことですが。。。
若干、歌詞を変える羽目になりますが、作ってる最中にサビがしつこい事に気付いたので削りました。
歌詞の修正版の方は後ほど紹介します。

さてさて、私用で説明を怠ってはいけないですね。それでは説明再開。
ちなみにアルペジオトラックにてイントロのラフを作り、その先の全体像も想像しておくわけですが、
ラフはラフなので気を遣わないで気楽に作れば良いと思います。

あくまで伴奏付けの本番はボーカルに歌わせて、それに合わせていく時以降の話なので、
「アレンジはこんな感じにしようかな」という、ショッピングで言う「試着程度」の気分で構わないです。

・・・・・・なになに？？？もっと少し踏み込んだラフを作りたい・・・？
そういう人はアルペジオトラック１でサビのアルペジオを使って大体のイントロの予測の形を完成させた後に、
さらにそれの補助になるアルペジオを選んでアルペジオトラック２に入れてしまいましょう。

そうすれば、ほぼ「この曲のイントロとは、どういうものなのか？」と、
「この曲の性質とは、どういうものなのか？」というものが見えてきます。
それでも尚且つ余裕のある人は間奏のラフも作ってしまいましょう。
（当方は、今回はショートバージョンという事で、間奏などはないですが。。。）

その「どういうものなのか？」に合わせて、足りない部分の「繋ぎ」を作ったり、
コード進行とボイシングを加えて、完成させていくわけですが、その話はややこしいので、
現段階では割愛しますね。（折角簡単に書いているのに、そのせいで分かり難くなったらイヤだし）

それじゃ、次は・・・

ですよね～～～。
ウチの歌姫をデビューさせてあげなきゃ。

つうか、この絵を見て思い出したが、今日はバレンタインデーか・・・・・・
・・・・・・主にニコニコ動画の方から、なんか

「リア充死ねぇぇ～！爆発しろぉぉ～～～！！！（゜∀゜」

って大人数の声が聞こえ（ｒｙ・・・（－－；

「リア充爆発しろ！」に絵を付けてみた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8630148

・・・・・・・・・（－－；；；；；；

そういうわけで、次は「みっくみくにしてやんよ」のコーナーです。
お楽しみに（＾＾ｖ

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実践　ＤＴＭ・楽曲制作　創作編　２

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さて、先程の続きです。

簡潔に前記事を纏めて書けば

①どんな短いフレーズであっても、その有用性を限りなく考えることが曲作り
②その曲に最適なフレーズを自分で考え、そして同じく限りなく流用していく事が曲作り
③フレーズ１つ１つを壮大な音楽と認識し、決して軽く見ないことが曲作り

という事です。
実際に作る上での最高の理論は、纏めて言えばそういう事になります。

音楽の理論は、それらのフレーズをサクサクと作る加速装置・全体を構成する大きな枠を決める目安、
自分の作りたい次の音を見つけるための手助けをしてくれるものです。
もちろん、知っているのと知らないのでは後々桁違いの差になってきますので、
そちらの方も少しずつ噛み砕いて説明していきますが、ややこしい理論に関しては、また先々の話とします。

今回は、その理論の中でも、最も曲の構築の基準となる「フレーズに対する主な最小単位」に関わる話。
所謂「ビート」とも若干違いますが、似てはいます。
普通は１小節～２小節、、、調子の良い時は４小節くらいの「その曲に合う旋律」を
見つけられる時もありますが、それを見つけた後の話を今回はさせていただきます。

あ、そうそう・・・ちなみに、以下に書く制作法は一応、あらゆる音楽理論の基礎基本を応用した
私なりの自発的「簡単な曲作りの手法」です。。。つうか、色々と教本とか読みまくってますが、
【それらをどれだけ読んでいても、まず確実に最後の最後にブチ当たる壁】がココなんですよね。

「○○作曲」・「○○理論」・「○○の上手な使い方」とか、オムニバスに書いてくれている本は
幾らでもありますが、殆どの場合「それぞれが独立した別離状態」で書かれており
（まぁ、それだけ音楽理論に関しては１つ１つの分野で説明すべき事が、余りに多すぎるわけですが）
「それらの理論や知識を、ほぼ一通り使う一連の流れを記した制作法」という形で
説明されている本などがまず無いので、創作編の最初だからこそ、そこから説明をしたいというわけです。

見ている限りでは、初心者が一番知りたいはずの「作曲・楽曲制作の上手な【進め方】」が、
教本にはほぼ書いていないのですよ。。。どれもこれも単発の理論・お題目とその応用例や説明など、
【役立つ知識】止まりで、どの程度の製作段階のポイントでその理論を使って処理をするのか？が
ほぼ書かれている教本は今のところ見たこともありません。。。残念な事に。

完成までの手順における「それを使う場面」とか「順番」まで分かってこその理論なのにねぇ（－－；
それが初心者の人にとって、何よりも武器になる「欲しいもの」なのに。。。分かってねぇなぁ・・・と。。。
自分も初心者なだけに、それは痛切に感じましたね。「もっともっと分かりやすく解説してくれよ」ってね。

まぁ、あくまで「自分なりに、音楽理論などなどを勉強した上で、曲作りのプロセスを解釈した方法」ですが、
そんなもので宜しければ聞いてやってください・・・それでは、説明致しますね。

通常「見つけたメロディ」は細分化して、いつでも持ち運び出来るようにしておいた方が良いのですが、
物事には適切というものが御座いまして、どこまでも分けて良いものでもなく、
やはり用途用途によって使用方法は異なってきます。作り上げていく順番も、大体は決まっています。

一番簡単且つどこまでも果てしなく音楽を作れるのは、やはり「主旋律を作りながら分ける」ことで、
歌詞に合わせた鼻歌作曲とフレーズ作りを同時にやって、ボーカルを作った後にすぐに対処できる、
そんな環境を先に揃えてしまっておくことが重要だと考えています。

これをサボると、嫌気が差すような長～～～～～～い制作時間が掛かってしまいますし、
自分で作ったものなのに、その曲調・特徴を理解・解析するのに遅れを取ります。

重要なことなので、もう一度概要を説明しましょう。歌詞先作曲の場合、自分なりのテーマを決めて、
歌詞が決まったら鼻歌作曲しながら、使うテンポや１小節当たりの拍数（拍子）・基準となる音符などを決め、
次に主旋律を少しずつ作っていきます。【それと同時に】フレーズの細分化です。
（歌詞なしで、主旋律を先に作る場合でも、基本的に全く同じです）

画像を見てもらえば「リズム・ベース・ボイシング・アルペジオ」と
４種類×２つずつと、ある意味、曲作りに最も欠かせない「アルペジオ保管庫」、
そして各種オーディオデータ置き場に分かれているのが分かると思いますが、
これから説明させていただく方法で作ることを目的とした形に、特化・最適化を考えたらこうなりました。
それをデフォルトテンプレートに登録して使っています。
（これでもまだまだ増やすべき項目の候補が１０個ほどありますが、一応現在の現状ではこのデフォ。
　増やしたらその時はまた説明と共に画像を載せるつもりです）

まずメロディを思いついて、ＭＩＤＩ化したら、その中から次に見つけるのは「アルペジオ」です。
名前が長すぎると隠れてしまうので、私の場合は「アルペ」と略して称しています。
そしてアルペジオの最小単位は「1/2小節」が基本だと覚えておいてください。

それ以下の短さの場合は「繋ぎ」や、一音のみの「ベース」や、縦繋がりの「ボイシング」として、
「別物扱い」しておいた方が、後々都合が良いのです。
（但し「繋ぎ」などという項目は存在していないため、アルペジオの仲間として扱ってますが、
　名前は変えておいた方が良いです。そういう細かい作業まで、後々で役に立ちます）

（但し、他のトラックからオブジェクトを移動させても【そのまま使っている場合】などは、
　例外として名前は変更せずにコピペとして分かるように扱った方が良いです。
　※だからアルペジオのトラックに「サビ」と名前の付いているものがあるのはその為です。

　また必要のないものに関してでも、一応は1/2小節化させて、アルペジオ保管庫トラックに移動させ、
　その場所で新たな名前を付けてあげて、使えるタイミングが来るのを待たせておきましょう。
　つまり「主旋律は、ほぼ例外なく1/2小節化して、使用するか、待機させておく」ということです）

また、これをやっておけば、そのオブジェクト毎のクオンタイズを記憶させて、
他のオブジェクトの音のタイミングを強制的↑に合わせさせる機能を使う時にも、
大変便利な分け方となりますので（オブジェクト名を同じものにすれば、更に分かりやすいし）
そういう意味合いでの分け隔て方でもあります。

音自体が「この音源を使っているこの場所・トラックではアルペジオとして使わない・使えない音」だとしても、
もしかしたらマッチする別音源を探してあげて使うと、凄く合う音・超良い音になるかもしれませんし、
それをヒントにコード進行化・ボイシング化（和音化）＋理論的に変化or進化させないとも限らないですし、
部分的に作り直す＋付け足すかも知れないし、上ものとしては使えないかもしれないけれど、
ベース音や薄く高音を掛けるような部分ではアクセントとして間に挟む事が出来るかもしれないし、、、

「そのフレーズのタイミング・クオンタイズまでをも、何もかも絶対に曲中ではコレは一切使わない！！！」
な～～～んて、そんなことを言い切れることこそ、通常は絶対に有り得ません。
だからキチンと名前を付けて１つ１つ大切に保存しておきましょう。

一度フレーズを作ってしまってクオンタイズやノートなどの情報を記憶させておけば、
「見つけたフレーズ・思いついたフレーズ」を超適当に弾いたものに対して、
「こっちのオブジェクトの、タイミング・クオンタイズ・ノートのマネをしろ」と
命令が出来るようになるわけで（そのような機能がなくても、それを手本にすることが出来る）
それらの「この曲の中での音のタイミングの基本」となるわけです。

そしてその「記憶したクオンタイズの呼び出し」の時のそれぞれの名前も
アルペジオと同一のものにしておけば、尚更分かりやすく、使いやすくなります。

また「調・スケール・ボイシング・コード進行」なども、これらから割り出して使用する事になりますので、
この作業で「その曲の性質と基本的な形作り・下調べ」の８割９割は、すでに終わっているようなものです。
逆に言えば、そこに気付かないと散々曲作りで迷う事になります。
（長い対旋律を作る場合にせよ、どのみち主旋律からヒントを得て作るのには変わりないわけですので、
　主旋律に隠されたヒントや、主旋律が教えてくれている対旋律への導線に気付かないようでは、
　長いフレーズ・短いフレーズ問わず、大抵「作曲に迷う・スランプになる」ということになります）

まずは次の記事でそこまでの部分を、実際に主旋律とラフ作りをしながらやってみましょう。

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実践　ＤＴＭ・楽曲制作　理論編　７

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さてさて、やっと歌詞作りの理論も覚えて前に進み始めました音楽館です。。。
大変長らくお待たせいたしました。

前回の記事の方にももちろん書いておきましたが、
歌詞は以下の通り。

【幸せスイーツ☆愛されナデシコ】

近頃　まわりは「進んでる話」ばかり
「彼と何回やった」とか「２週間で別れた」とか
そんな話題が尽きることなく

「そんなの軽い」と嫌ってる私にまでも
「早く捨てたらいい」だとか当たり前のように
押し付けてきたり

幸せスイーツ（＾＾ｖ ☆ 嫌われナデシコ（；；
ただマジメに生きてるだけなのに
「あの子は地味」とか「遅れている」とか
また勝手な噂話（－－；

そんな風に女の子は今日も「進んでいく（？）」の・・・
ねぇ？それでいいの・・・？

２番、３番の歌詞もありますが、今回は「ショートバージョンを作る」というお題でやってますので、
↑こちらの方はロングバージョンを作る時に紹介することにしますね。
歌詞が出来たら、あとは主旋律→ボーカル→ドラム→伴奏と続けて作っていくわけですが、
今回の理論編は「曲の作り方」の手法・理論をザックリ噛み砕いたお話です。

音楽作りの初心者の間で、何よりも厄介で一番の問題になるのは「曲の構成」はおろか、
そもそも「曲って、一体どうやって作れというの？」という根本が大きな壁になることです。
逆に言えば、そこを正しく理解・消化さえすれば、後はジャンジャン作れて楽しいだけなんですが、
そこに辿り付くまでには、感性だけで乗り切っちゃうか、理論を覚えるか？の２通りの道があります。

ただ、この後者は実質「誰でも持っているもの」であり、要は「表現方法を知らない」ことを
「才能がある・ない」と言ってしまっているに過ぎないのが現状だと認識できます。

だから後者を選ぶと、感性や思いの強さに比例した良曲を生み出せるキッカケにもなりますが、
それは逆に言えばネタや案に欠いた瞬間に先へ進める方法を見失う危険も伴います。
いつでも曲のネタや良いコードなどが思い浮かぶとは限りませんので、
足りない部分は理論でカバーする事になるのですが、肝心の理論を知らないとなれば、
曲作りはスランプに陥ります。つまりは曲作りに煮詰まることが多くなるわけです。

故に前者を覚える必要が出てきます。。。が、「作詞・作曲・アレンジ×それぞれ３種～５種」の
全てを一通りを覚えるだけでも半端なく難しいです。また音響エンジニア・マスタリング（所謂「音師」）の
知識は更にそれを軽く凌駕するような世界ですが、その意味不明な難しさの連発が壁になります。
・・・つうわけで、今回はそれをザクザク斬ってしまおうというわけです。

今までにも小出し小出しで理論や知識は書いてきましたが、
今回は「作り始め～完成（音響・マスタリングは除く）」の単純な１つの手法を
大まかに＋簡潔に説明したいと思います。それだけでも幾つでも曲は作れるものなのですが、
そこからどういう風に発展させていくのか？というのは、後は自分の感性と実戦経験次第です。

現在における「曲作り」というものは、短編フレーズや短編コードを幾つも掛け合わせて作られています。
所謂、当ブログで説明していた「雛形」を、「音源を変える」・「オクターブを変える」・「一部だけ抜き出す」
「配置やタイミングや役割を逆転させてイントロや間奏にする」などなどの手法であり、
小節半分くらいのフレーズ４つ＋ドラムだけで一曲できるということも、決して珍しくありません。

まず一番最初に始めなければならないのは「その曲に合うフレーズを、どれだけ短くても良いから見つける」
という事と「そのフレーズにおける音源×曲との相性や、オクターブの上下や所定場所とその入れ替えを
先に想定しておく」ということです。曲の構成がキチンと先に頭にある場合であれば、
この時点で曲が頭の中で完成することもあります。

オーケストラのような作りではなく、ループ素材を並べていく「アシッド」での作曲に近い方法が、
昨今の作曲の主流だと考えても差し支えはないでしょう。しかし、そのままだと単調になってしまうので、
その自分のこれから作る曲の中で「最も曲に合うフレーズ」を毎回自分で納得いくまで手がける事によって、
単調ではない１つの世界を作り出す、という方法です。

その上で、まず作り手である私たちが「強くイメージ」をしなければならないのは、

こういう短いフレーズでも音楽だと思うことです。
「長い音楽・完成された音楽だけが音楽なのだ」という認識では、
そこから先に進めないでしょう。

完成されているから音楽なのではなく、１つ１つのフレーズを大切に思って使いこなせることが、
最後に「長い音楽・完成品＝曲」になるわけで、最初から長いものばかりを想定するのは
作っていく上で極めて大きな障害になります。また、自分の作ったフレーズの可能性を考えずに、
安易に切り捨てる＋有効に使いこなせない事にも繋がります。

ちなみに上記画像は「間奏の入り口への繋ぎ」と「イントロ１→イントロ２の繋ぎ」の
２つの用途を持つのですが、いま作っているのは主旋律＋イントロです。
というか、今日の１２時半過ぎからこの曲の制作に着手し始めたばかり＋それをやりながら記事も書いて、
説明の画像も作っているわけなのですから、そこまで手が回るわけありません。。。

・・・って、重要な部分はそこじゃないですね。
今日の昼過ぎに作り始めたばかりでも、既に「間奏にコレは使える」とか「これは○○の部分に使える」とか
そういう先々の事まで、たった４音の、誰にでも作れる超短いフレーズに対して、
そう考えている点が重要なのです。「４音だから」とか「短いから」なんて思う自体が詭弁＋危険なのです。

誰でも、頭の中で曲の最初から最後までが一気に出来上がる、というわけじゃなく、
普通はこのような小さな音楽がポンっと頭に浮かんで、そこから壮大な世界を作るものです。
ですから「長い音楽を作らなきゃいけないんだ」という思い込みは、その姿勢こそ評価に値しますが、
実際の作曲上では「非常に邪魔」になる考え方です。それはまず排除した方が良いでしょう。

あとは「音源・オクターブの入れ替え」と「配置と重ね方の多様化」の問題です。
「配置と重ね方」・・・それ以前にそれらは「拍子」や「大楽節」の形状に依存することが多く、
歌詞が決まっても、それらが決まらないと普通は曲の構成なんて頭の中に出てきません。
また所謂「ジャンル決め」によっても、それぞれタイミングが違います。

それはつまり「拍子」と「ジャンル」によって、同じ歌詞でも全く曲が変わるというわけで、
先にそこを決める事になります。フレーズ作りよりも先に、一番最初にやることが、それです。

「幸せスイーツ☆愛されナデシコ」では結果的に「８／８」の「テンポ：１０６」・「Ｅメジャー」の
「ポップ」となっていますが、これは単に「幸せスイーツ☆愛されナデシコ」という言葉を
リズムを刻みながら口で歌って辿りついた結果であり、それ以外の作り方も幾つもあるでしょうね。

あらゆるジャンルの基礎も拍子なり発声タイミングに関わってきますので、
食べず嫌いをせずに色んなジャンルの音楽を聞いておく事も、後の作曲での素養になります。
まぁ、作った歌詞を自分で実際に歌いながら１つ１つ決定していくことが重要になります。

故に「詩先作曲」は、結局「主旋律先」の「鼻歌作曲」などに帰還するのですが、歌詞が決まっているだけに
ただの適当な鼻歌作曲よりも、より明確な流れを持って主旋律を決める事が出来ると言えるでしょう。

あと、先に前以て気を付けておいた方が良いことは、
「プロジェクトの名前・トラックの名前・フレーズ（オブジェクト）の名前」は
作るたびに１つ１つ名前をキチンと分けておくことです。

特に作曲も終盤になってきた時には、かなりフレーズ数が増えてくると思いますが、
そうなると、どこのどの部分がフレーズの本体なのか分からなくなります。
音階はそのままでオクターブを上下に弄っただけの場合はそのままで良いですが、
ノート・クオンタイズ・音程の並びなどを弄った場合は、その場でオブジェクトに別名を付けましょう。

次の記事に続きます。