さよならは言わない ~神岡鉄道廃線
今日で第三セクターの嚆矢ともいえる神岡鉄道がその22年の歴史に幕を閉じます。
昭和41年に国鉄神岡線として開業、昭和59年に第3セクター線として生まれ変わり長く旅客輸送と神岡鉱業の濃硫酸輸送で何とかやってきましたが貨物輸送の廃業とともについに命運が尽き、今日の廃止となりました。
私が乗りに行ったのは昨年の3月16日。同じく昨年廃線になったのと鉄道の穴水~蛸島間に乗りに行った翌日に乗りに行きました。
2004年の台風被害で高山本線は猪谷から飛騨古川まで不通で構内南側は雪で覆われており、その端から神岡鉄道のディーゼルカーが姿を現しました。
車内に乗り込むと名物の囲炉裏(らしき物体・笑)が出迎えてくれました。
乗客は少なく、たったの数人。
ひたすらトンネルを駆け抜け、神岡町内へ抜けるといくつかの駅に立て続けに停車し、終着のおくひだ温泉口に到着しました。
列車はすぐに途中の神岡鉱山前へ引き返し、またこちらに戻ってくるという変則的なダイヤ。
しばらく駅の周りで戻ってくる列車をどうやって撮影するか考えながらぶらぶらしたのが思い出されます。
そしてこの数時間後に会社の事業譲渡の話を聞かされて地獄に叩き落されたわけですが(笑)。
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廃線は残念ですが、意外な事に観光鉄道として1年半の期間をおいて復活するという話が確定しているようです。除雪車両は樽見鉄道に売り渡しているので冬季期間の運転はまったく考えていないようですが・・・。(Simplex Memo様の記事による)
復活の後にはぜひぜひ、乗りに行きたいですね・・・。
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