【社会】「スーパー中枢港湾」絞り込み 前原国交相が名古屋港視察2010年2月15日 朝刊
国土交通省が東京、名古屋、大阪の3カ所の「スーパー中枢港湾」から1、2カ所を絞り込み、重点的に整備する計画に絡み、前原誠司国交相が14日、名古屋港を視察した。 前原国交相は名古屋港管理組合の管理者である河村たかし名古屋市長の案内で、国内で初めてコンテナの無人搬送車を導入した飛島ふ頭などを視察。意見交換会には財界首脳も加わり、製造業の輸出基地として外貨を稼ぐ名港の重要性を訴えた。 国交相は記者団に「非常にポテンシャルのある港という印象。さまざまな取り組みを全国に先駆けてやっているのは評価している」と述べた。絞り込みの基準について「規模だけで評価すると東京、大阪の方が大きいが、大事なのは将来性。港に民間の知恵やお金を入れていく観点で新たな提案が出るかにも注視したい」と語った。 国交省は3月下旬まで提案を受け付け、6月ごろに絞り込みの結論を出す予定。
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