孔明神数
＜占い方＞
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漢詩１
七宝浮図塔・高峰頂上安・衆人皆仰望・莫作等閑看。（大吉）
＜七宝の仏塔が、高い峰の頂上に安置されて、人々が仰ぎみるような強運期。でもうぬぼれないこと＞
漢詩２
月被浮雲陰・立事自混迷・幸乞陰公佑・何慮不開眉。（小吉）
＜月の光は雲にさえぎられ、事始めには心が乱れる。女の助けを得て、思わぬラッキーを得るだろう＞
漢詩３
愁悩損忠良・青霄一主香・雖然防小過・閑慮覚長時。（凶）
＜悩み事は真心を曇らす。空に向けた線香。小さなミスに注意。とりとめのない考えは時間の無駄＞
漢詩４
累有興雲志・君恩禄未封・若逢侯手印・好事始総々。（吉）
＜大業の志は有るが、活躍の場がない。援助者が現れれば、全てが上手く行く＞
漢詩５
家道未能昌・危々保禍殃・暗雲侵月桂・佳人一主香。（凶）
＜本業はまだまだ。危険な橋を渡りそう。月が暗雲に隠れ始めても、立派な人は慌てない＞
漢詩６
宅墓鬼凶多・人事有爻訛・傷財防損失・祈福始中和。（末吉）
＜家に異変が多く、行動に勘違いが多い。出費が多いので注意。お祈りをしてはじめて平穏になるだろう＞
漢詩７
登舟待便風・月色暗朦朧・欲輾香輪去・高山千万重。（凶）
＜舟に乗っても風がない。月は暗く雨は降らず風も吹かない。車で行こうとすれば山また山で行かれない＞
漢詩８
勿頭中見尾・文華須得理・禾刀自偶然・当遇非常喜。（大吉）
＜最初から結末が分かってはいけない。良い文章は筋道が有る。禾刀（利益）は偶然手に入り、大変な喜びに出会う＞
漢詩９
有名須得遇・三望一朝遷・貴人来指処・華果応時鮮。（大吉）
＜名をあげようと思えば遭いなさい。三つの望みは一日で叶う。貴人の指示する処、チャンス到来＞
漢詩１０
旧用多成破・新更始見財・改求雲外望・枯木遭春開・（大吉）
＜旧来のものに弊害あり。改革断行して財運あり。大きな願望を持っても、枯れ木に華が咲く好機となる＞
漢詩１１
有禄興家業・文華達帝都・雲中乗好箭・兼得貴人扶。（大吉）
＜十分な資金があって事業には成功。名声は轟く。更にチャンスに乗って有力な援助者が現れる＞
漢詩１２
楊柳遇春時・残花発旧枝・重々霜雪裡・黄金色更輝。（大吉）
＜ヤナギが春になって芽を吹き出す様に、大きな困難にあっても挫折せず、ますます実力を発揮する＞
漢詩１３
手把太陽輝・東君発旧枝・稼苗方欲秀・猶更上雲梯。（大吉）
＜太陽の輝きは手中にある。運は更に伸びるし、雲にまでとどく＞
漢詩１４
玉石未分時・憂心転更悲・前途通大道・花発応残枝。（末吉）
＜実力が認められず悩みが多い。が、前途は有望。今少し時を待て＞
漢詩１５
年乖数亦孤・久病未能蘇、岸危舟未発・龍臥失明珠。（凶）
＜運がなくて助けもいない。長患いが治らないようだ。岸が脆くて舟が出せず、せっかくの宝をも埋もれさせてしまうだろう。＞
漢詩１６
破改重成望・前途喜亦寧・貴人相助処・禄馬照前程。（吉）
＜今までを改め希望は達成する。将来は喜びがあるが、強力な援助者が有れば地位も権力も手にできる＞
漢詩１７
怪異防憂悩・人宅見分離・惜華還値雨・杯酒惹閑非。（凶）
＜不思議な事を防ぐのに大変。家庭内に不和が有る。散り残った華も雨で落ち、酒を飲んでも失敗がある＞
漢詩１８
離暗出明時・麻衣変緑衣・旧憂終是退・遇禄応交輝。（吉）
＜これから幸運に向かう時、生活も豊かになりそう。問題はついには解決し、財を手にしてつきあいが広がる＞
漢詩１９
家道生荊棘、児孫防虎威・香前祈福厚・方得免分離。（末小吉）
＜家の中に問題あり。子供にも災いが及ぶ。一心に祈って努力すれば、離散だけは免れる＞
漢詩２０
月出漸分明・家財毎々興・何言先有滞・更変立功名。（吉）
＜月が出て明るい様に、家の運も良くなってきた。困難があっても乗り越えて功名を立てよう
漢詩２１
洗出経年否・光華得再清・所求終吉利・重日照前程。（吉）
＜長年の問題を洗い出し、だんだんと良くなる。希望は最後には吉。将来ますます昌んになる＞
重日で日を重ねると「昌（さかん）」の文字になるよね！
漢詩２２
漸々濃雲散・看々月再明・逢春華果秀・雨過竹重青。（吉）
＜ようやく問題解決して、運が向いてきた。春の華、雨後の竹の子のように運も伸び始める＞
漢詩２３
紅雲随歩起・一箭中青雲・鹿行千里遠・争知去路遙。（吉）
＜めでたい雲は自然とわき、一本の箭は青空に飛ぶ。鹿はずいぶんと遠くまでやってきた。夢中でやれば大事を成就する＞
漢詩２４
三女莫相逢・盟言説未通・門裏心肝掛・縞素子重々。（凶）
＜三人の女を避けよ。話が通じない。門に心を掛けて、心配事が続く＞
女を三つ書くと「姦」で「悪人」の意味です。門に心を書くと「悶」となるので不運に「もだえる」意味になります。
漢詩２５
枯木逢春生・前途必利亨・亦得佳人箭・乗車禄自行。（吉）
＜枯れ木に花が咲き、運が巡ってきた。目上の覚えも良く、地位も権力も手に入る＞
漢詩２６
将軍有異声・進兵万里程・争知臨敵処・道勝却虚名。（凶）
＜別の評判が立つ。事実を見せる訳にはいかないから、正しく評価されないだろう＞
漢詩２７
望禄応重山・花紅喜悦顔・挙頭看皎月・漸出黒雲間。（吉）
＜運をつかむなら、「重山」が合い言葉。希望に燃えて将来を見据えれば、徐々に不運から脱する事が出きる＞
山を重ねると「出」の文字。現状から脱出する事も暗示しているね。
漢詩２８
意速無船渡・波深必誤身・切須回旧路・方可免災巡。（凶）
＜心は急ぐが、渡るのに船がない。無理は自滅のもと。急がば回れ。これが上策＞
漢詩２９
憂轗漸消融・求名得再通・宝財臨禄暗・当遇主人公。（吉）
＜悩みはようやく薄れ、チャンスも広がってきた。地位に見合った財運もあり、本当の“人”にあえるだろう＞
漢詩３０
仙鶴立高枝・防他暗箭虧・井畔剛刀利・戸内更防危。（半吉）
＜獲物は高い枝。他人と争って獲物を逃がすな。隠れた問題があり、家庭内の問題を先に解決しよう＞
漢詩３１
鯤鯨未変時・且守碧潭渓・風雲興巨波・一息過天涯。（末吉）
＜鯨がまだ大鵬に変身しなければ、深い縁に寝ているだけ。チャンスが来れば大空に羽ばたく＞
漢詩３２
似玉蔵深石・休将故眼看・一朝良匠別・方見宝光寒。（吉）
＜鶏群の一鶴。よくごらん。名伯楽がいれば、才能はあふれ出る＞
漢詩３３
枯木逢春艶・芳韮再発林、雲間方見月・前遇貴人欽。（吉）
＜枯れ木に花が咲いて、将来にも明るさが見えてきた。貴人の尊敬を受けるかもしれない＞
漢詩３４
臘木春将至・芳韮喜再新・鯤鯨興巨波・挙鈎禄為真。（吉）
＜梅の木にも春がきた。良い匂いの花が咲く。鯨が大きな波を興して変身の時を待ち、つり上げれば金運は手の中＞
漢詩３５
射鹿須乗箭・故僧引路帰・遇道同仙籍・光華映晩暉。（吉）
＜名誉（鹿）は得たが、僧侶の手助けで帰る事になる。途中同門の人と偶然に会い、晩年を照らす事になる＞
漢詩３６
先損後有益・如月之剥蝕・玉兎待重生・光華当満室。（末吉）
＜損して得とれ。運は月の満ち欠けみたなもの。満月になってから存分の活躍をしよう＞
漢詩３７
陰靉未能通・求名亦未逢・幸然須有変・一箭中双鴻。（半吉）
＜薄暗い雲で光はとどかない。名誉もまだ手に入らない。でも変化はある。そうなれば一石二鳥だ＞
漢詩３８
月照天書静・雲生霧彩霞・久想離庭客・無事惹咨嗟。（半吉）
＜月は照らしているが、雲が出てきて隠れてします。遠ざけられている人を考える。なす事なくしてため息ばかり＞
漢詩３９
望用方心腹・家郷被火災・憂危三五度・由損断頭財。（凶）
＜仕事をするには信用が必要。今は家が火事にあうようなものだ。心配事は続き、大切なモノを失うかもしれない＞
漢詩４０
中正方成道・姦邪恐惹愆・壺中盛妙薬・非久去煩煎。（末小吉）
＜公平こそが物事を成就する。邪な心では過失をもたらす。起死回生の秘策があれば、問題は解決出きる＞
漢詩４１
有物不周旋・須防損半辺・家郷煙火裡・祈福始安然。（末吉）
＜モノがあっても上手く回転しない。損失は最小限に。故郷の煙で福を祈って始めて安全＞
漢詩４２
桂華春将到・雲天好進程・貴人相遇処・暗月再分明。（吉）
＜桂の華に春が来る。計画は実行してよい。良い援助者が現れて、運が開け始める＞
漢詩４３ 更新日時：
月桂将相満・追鹿映山渓・貴人乗遠箭・好事始相宜。（吉）
＜もうすぐ満月。鹿（名誉）を追ってもそれが見える。貴人が助けてくれれば、喜び事は向こうからやって来る＞
漢詩４４
盤中黒白子・一著要先機・天龍降甘沢・洗出旧根基。（吉）
＜囲碁と同じく、一手先が必要。天龍が恵みの雨を降らすので、今までの基盤を洗い直せる＞
漢詩４５
有意興高顕・禄馬引前程・得遇雲中箭・芝蘭満路生。（吉）
＜功名心はある。ここでの成功は将来に大きな影響がある。目上の援助があれば優れた才能は一気に花開く＞
漢詩４６
雷発震天昏・佳人独掩門・交加文書上・無事也遭屯。（凶）
＜突然の雷雨。賢い人は一人で災いを避ける。文書では、一難去ってまた一難＞
漢詩４７
更望身前立・何期在晩成・若過重山去・財禄自相迎。（吉）
＜更に出世を望むが、大器晩成なんて待てない。もし重山を過ぎれば、地位も財産も向こうからやって来る＞
漢詩４８
見禄隔前渓・労心休更迷・一朝逢好渡・鸞鳳入雲飛。（小吉）
＜宝は目の前なのにとれない。あれこれ考えてまた迷う。一旦渡れば、素晴らしい運が手に入る＞
漢詩４９
正好中秋月・蟾蜍皎潔間・暗雲如何処・故々両相攀。（吉）
＜仲秋の名月は美しい。こうこうと輝き、不運はみじんもない。＞
漢詩５０
有達宜更変・重山利政逢・前程相偶合・財禄保亨通。（吉）
＜一度成功したから、更にグレードアップ。問題があっても気にしない。偶然と見える事で財運は順調＞
漢詩５１
修進甚功辛・労生未得時・騰身遊碧漢・方得遇高枝。（吉）
＜人の道を踏んでもなかなか成果は出にくい。旅でもして視線を変えてみたら？良いチャンスに出会えるかも＞
漢詩５２
有過須惹訟・兼有事交加・門裏防人厄・災臨莫嘆嗟。（凶）
＜裁判沙汰になりそう。その上また事件が…。まず一致団結が大切。ため息ついていてはダメだよ＞
漢詩５３
久困漸能安・雲書降印権・残花終結実・時亨禄自遷。（吉）
＜長い問題もようやく終わり。お墨付きがでるよ。凌ぎきったら実を結び、財運も向こうからやって来る＞
漢詩５４
身同意不同・月蝕暗長空・輪雖常在手・魚水未相逢。（凶）
＜行動は一緒、心は別々。月食で暗闇が続くようだ。運は好転しそうだけど、本当のパートナーにはまだ会えない＞
漢詩５５
雲散月重明・天書得誌誠・雖然多阻滞・花発再重栄。（吉）
＜不運は去って、物事は整然と運行する。まだ障害はあるが、気にせずに進もう＞
漢詩５６
生涯喜又憂・未老先白頭・労心千百度・方遇貴人留。（末小吉）
＜人生苦楽あり。心労で白髪が出てきた。努力を重ねてから認められる様になる＞
漢詩５７
欲渡長江闊・波深未自渡・前津逢浪静・重整鈎鰲鈎。（凶）
＜長江は渡ろうとしても広い。波が深く、自力渡航は無理。波が静かな船着き場で、大亀を釣るのが本来の目的＞
漢詩５８
有径江海隔・車行峻嶺危・亦防多進退・猶恐小人虧。（凶）
＜進むのは小道。大河、大海で隔てられて進めない。車なら高い山越え。無駄をしないで、小人に邪魔させるな＞
漢詩５９
去住心無定・行蔵亦未寧・一輪清皎清・却被黒雲乗。（凶）
＜心も行いもいい加減。満月の月明かりが黒雲に覆われるように、自ら不運を招く＞
漢詩６０
高危安可渡・平坦是延年・守道当逢泰・風雲不偶然。（小吉）
＜大きな危険は渉れない。平坦な道が安全。正しい道を守って安泰。大きなチャンスも偶然ではないものだ＞
漢詩６１
旧過何日解・戸内保嬋娟・要逢十一口・遇鼠過牛辺。（半吉）
＜昔の過ち何時解ける？家には美人がいるがまだ独身。１１の口に逢うには、鼠に逢って牛を過ぎること＞
→ 十一口＝吉の文字ね。鼠は「子」、牛は「丑」の暗示で時期や方位を表しているはず。
漢詩６２
災轗時々退・名顕四方揚・改故重乗禄・昇高福自昌。（大吉）
＜不運は徐々に消えて行く。有名になって改革すれば財運よし。出世よし＞
漢詩６３
何故生荊棘・佳人意漸疎・久困重輪下・黄金未出渠。（凶）
＜なぜか紛糾が起きて、出来る人の意見は退けられる。重圧に苦しみ、せっかくの黄金もまだ取り出せない＞
漢詩６４
安居且慮危・情深主別離・風飄波浪急・鴛鴦各自飛。（凶）
＜安心していながら不安がある。無用の情けは別離を招く。急激な問題が生じれば、オシドリも別々に飛び去る＞
漢詩６５
苦病兼防辱・乗危亦未蘇・若見一陽後・方可作良図。（末吉）
＜困難の中努力はしているが、まだ憩う事は出来ない。回復の兆しが見えれば、良い作戦を立てる事も出来る＞
漢詩６６
水滞少波濤・飛鴻落羽毛・重憂心緒乱・閑事惹風騒。（凶）
＜水が滞り波が少ないが、水は腐る。飛ぶ鴻は羽を落とし、憂いが重なり心は乱れる。閑に飽かして詩歌にふける＞
漢詩６７
枯木未生枝・独歩上雲岐・豈知身未穏・独自惹閑非。（凶）
＜枯れ木にまだ枝がつかない。一人雲の上にいるようなもの。穏やかとは言えない。ぽかから凶を呼び込む事がある＞
漢詩６８
異夢生英傑・前来事可疑・芳韮春日暖・依旧発残枝。（吉）
＜不思議な夢を見て優れた人と知り合う。今までの事が信じられない。春の匂いに連れて、元通りに運があがる＞
漢詩６９
明月暗雲浮・花紅一半枯・惹事傷心処・行舟莫遠図。（凶）
＜月に暗雲がかかる。花の半分が枯れる。心配事ばかりだから、危険な遠出はしないこと＞
漢詩７０
雷発庭前艸・炎火向天飛・一心来干禄・争奈掩朱扉。（凶）
＜庭に雷が落ちて、燃え上がった炎は天にまでとどく。年来の希望だが、堅く閉ざされた門をどうしよう＞
漢詩７１
道行未成時・何期両不宜・事煩心緒乱・翻作徘徊思。（凶）
＜道もまだ完成していない。どちらも悪いことを、どうして期待しようか？次々に問題が生じて、考えはぐるぐる回りをするだけ＞
漢詩７２
戸内防重厄・花果見分枝・厳霜纔過後・方可始相宜。（吉）
＜家の中の困難を防ぐ事。花と実は枝分かれをしてしまう。厳しい霜が過ぎてから、始めて好転し始める＞
漢詩７３
久暗漸分明・登江緑水澄・芝書従遠降・終得異人成。（吉）
＜長い苦労はやっと終わり。濁り水も澄んできた。思いがけなくよい知らせをもらい、最後は優れた人の手で成功する＞
漢詩７４
蛇虎正交羅・牛生二尾多・交歳方成慶・上下不能和。（凶）
＜蛇と虎がからみつき、２本の尾がある牛が生まれる。数年経てば喜び事があるはずなのに、上下心が通わない＞
漢詩７５
孤舟欲過岸・浪急渡人空・女人立流水・望月意情濃。（凶）
＜一艘の小舟が岸を離れようとしているが、波が高く渡る人はいない。女が流水に立って、月を見て気持ちは細やか＞
漢詩７６
富貴天之佑・何須苦用心・前程応顕跡・久以得高臨。（吉）
＜富貴は天佑。人知の及ぶ処ではない。将来は今までの努力にかかっている。その結果、高い位に居れる＞
漢詩７７
累滞未能蘇・求名莫遠図・登舟波浪急・咫尺隔天衢。（凶）
＜妨害が多くて憩えない。名誉を得るに大計画は不要。舟に乗っても波が荒く、少しの事が天地の差になる＞
漢詩７８
但存公道正・何愁理去忠・松柏蒼々翠・前山禄馬重。（大吉）
＜ただ人道だけがある。正しければ忠義にこだわるな。松柏の様に常に青々としていれば、名誉も地位も目の前だ＞
漢詩７９
残月未還光・樽前非語傷・戸中有人厄・祈福保青陽。（吉）
＜有明の月に光が戻らず、酒の席では問題が出る。家の中では争いがあるが、心を落ち着けて対処すれば、運の春は保てる＞
漢詩８０
深山多養道・忠正帝王宣・鳳遂鸞飛去・昇高過九天。（大吉）
＜人知れず才能を磨き、今天下に認められた。鳳は鸞を追って飛び去り、天の天にまで上りつめる＞
漢詩８１
道合須成合・先憂事更多・求所財宝盛・更変得中和。（小吉）
＜道にあっていれば上手くいく。先に問題が多くて困るが、金運があるのでそれでとんとんとなる＞
漢詩８２
火発応連天・新愁惹旧愁・欲求千里外・要渡更無舟。（凶）
＜火事が起きて、炎は天に届く。新しい問題は古い問題が引き金。逃げだそうにも逃げる手段すらない＞
漢詩８３
挙歩出雲端・高枝未可攀・昇頭看皎月・猶在黒雲間。（凶）
＜雲の上から足を踏み外してしまう。高い枝にはよじ登れない。月を見ればまだ黒雲に覆われている＞
漢詩８４
否極方無泰・花開当晩秋・人情不調備・財宝鬼来偸。（凶）
＜八方塞がりのただ中。花は咲いても晩秋の時期はずれ。人情が整わず、財宝は鬼がきて盗む＞
漢詩８５
望用何愁晩・求名漸得寧・雲梯終有望・帰路入蓬瀛。（大吉）
＜今、人に望まれて活躍する時。これから腕のふるいどころ。出世は有望。引退すれば仙人のように悠々自適の生活＞
漢詩８６
花発応陽台・車行進財宝・執文朝帝殿・走馬听声雷。（大吉）
＜日当たりのいい高台に花が咲く。車に財宝を積んで行く。上に自分を売り込む事もでき、威勢が良く、運が盛大を示すはず＞
漢詩８７
鑿石方逢玉・淘沙始見金・青霄終有路・只恐不堅心。（大吉）
＜玉は石を穿って取り出し、砂金は沙を洗って得る。出世街道は目の前だが、不屈の精神は必要＞
漢詩８８
作事不和同・臨危更主凶・佳人生苦根・閑慮両三重。（凶）
＜協力しないで事をなす。危ない事限りなし。優れモノでも困難あり。下手な考え休むに似たり＞
漢詩８９
一片無瑕玉・従今好琢磨・得遇高人識・方逢喜気多。（大吉）
＜無傷の玉は今から磨け。隠れた賢者と知遇を得れば、想像出来ないほどの幸運に恵まれる＞
漢詩９０
一信向天飛・秦川舟自帰・前途成好事・応得貴人推。（大吉）
＜一通の手紙が遠くの人に届いて願いが適うように、自分の願いも適うだろう。将来の良いことも見えて、実力者の推薦を得られる＞
漢詩９１
改変前途去・月桂又逢円・雲中乗禄至、凡時可宜先。（吉）
＜従来の不運が変化して、前途が開けてきた。雲のなか、財運に乗って至る。先手必勝が大事＞
漢詩９２
時幼常為旅・逢春駿馬驕・前程宜進歩・得箭降青霄。（吉）
＜幼い頃から旅にある様だ。春になって駿馬は活躍。将来に前進するがよい。箭を天から授かる＞
漢詩９３
有魚臨旱池・踊躍入波濤・隔中須有望・先且慮塵労。（吉）
＜干上がった池の魚は、踊り出して波間に入った。望みがあるなら、最初に苦労しておくべき＞
漢詩９４
事忌樽前語・人防小輩交・幸乞陰公佑・方免事敵爻。（半吉）
＜酒の上の話には注意。せこい人間とつきあうな。思わぬ人の助けを得て、争いから離れるだろう＞
漢詩９５
志気勤修業・禄位未造逢・若聞金鶏語・乗舟得便風。（吉）
＜志気高く修業しているが、地位も財もまだまだ。夜明けの鶏の声を聞けば、順風満帆となろう＞
漢詩９６
鶏遂鳳同飛・高林整羽儀・棹舟須済岸・宝貨満船帰。（大吉）
＜鶏が鳳と同じ様に飛べる。高い地位で堂々とする。船に棹さして岸を離れ、宝を積んで帰って来る＞
漢詩９７
霧卓重楼屋・佳人水上行・白雲帰去路・不見月波澄。（凶）
＜高楼も霧の中。美人は水上を行く。白雲の帰る小道。月の波も澄んでいない＞
漢詩９８
欲理新糸乱・閑愁足是非・只困羅網裡・相見幾人悲。（凶）
＜新しく紡いだ糸が乱れ、問題が見つかるだけ。今は網の中。動けない人は何人か居る＞
漢詩９９
紅日当門照・暗月再重円・遇珍須得宝・頗有称心田。（大吉）
＜我が家に日が当たる様になり、暗い月も満月に成る。珍しい宝を手に入れて、心に叶う事もある＞
漢詩１００
禄走白雲間・携琴過遠山・不遇神仙面・空惹意瀾珊。（凶）
＜俸給は白雲の彼方。世捨て人の生活を望むが仙人には会えず、珊瑚の彩りに眼を奪われるだけ＞
＜占い方＞
� ’ぐ佞帽イ�な漢字を「二文字」書いてください。
�◆，修靴討修硫菴瑤鮨瑤┐泙后�始めの文字の画数を10の位。次の数字を１の位とします。10画を越えたら１の位の数字を取ります。１３画は「３」。２４画は「４」とします。画数が10・ 20・ 30などでしたら、「０」と数えます。「００」となった場合には「１００」としてください。
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漢詩１
七宝浮図塔・高峰頂上安・衆人皆仰望・莫作等閑看。（大吉）
＜七宝の仏塔が、高い峰の頂上に安置されて、人々が仰ぎみるような強運期。でもうぬぼれないこと＞
漢詩２
月被浮雲陰・立事自混迷・幸乞陰公佑・何慮不開眉。（小吉）
＜月の光は雲にさえぎられ、事始めには心が乱れる。女の助けを得て、思わぬラッキーを得るだろう＞
漢詩３
愁悩損忠良・青霄一主香・雖然防小過・閑慮覚長時。（凶）
＜悩み事は真心を曇らす。空に向けた線香。小さなミスに注意。とりとめのない考えは時間の無駄＞
漢詩４
累有興雲志・君恩禄未封・若逢侯手印・好事始総々。（吉）
＜大業の志は有るが、活躍の場がない。援助者が現れれば、全てが上手く行く＞
漢詩５
家道未能昌・危々保禍殃・暗雲侵月桂・佳人一主香。（凶）
＜本業はまだまだ。危険な橋を渡りそう。月が暗雲に隠れ始めても、立派な人は慌てない＞
漢詩６
宅墓鬼凶多・人事有爻訛・傷財防損失・祈福始中和。（末吉）
＜家に異変が多く、行動に勘違いが多い。出費が多いので注意。お祈りをしてはじめて平穏になるだろう＞
漢詩７
登舟待便風・月色暗朦朧・欲輾香輪去・高山千万重。（凶）
＜舟に乗っても風がない。月は暗く雨は降らず風も吹かない。車で行こうとすれば山また山で行かれない＞
漢詩８
勿頭中見尾・文華須得理・禾刀自偶然・当遇非常喜。（大吉）
＜最初から結末が分かってはいけない。良い文章は筋道が有る。禾刀（利益）は偶然手に入り、大変な喜びに出会う＞
漢詩９
有名須得遇・三望一朝遷・貴人来指処・華果応時鮮。（大吉）
＜名をあげようと思えば遭いなさい。三つの望みは一日で叶う。貴人の指示する処、チャンス到来＞
漢詩１０
旧用多成破・新更始見財・改求雲外望・枯木遭春開・（大吉）
＜旧来のものに弊害あり。改革断行して財運あり。大きな願望を持っても、枯れ木に華が咲く好機となる＞
漢詩１１
有禄興家業・文華達帝都・雲中乗好箭・兼得貴人扶。（大吉）
＜十分な資金があって事業には成功。名声は轟く。更にチャンスに乗って有力な援助者が現れる＞
漢詩１２
楊柳遇春時・残花発旧枝・重々霜雪裡・黄金色更輝。（大吉）
＜ヤナギが春になって芽を吹き出す様に、大きな困難にあっても挫折せず、ますます実力を発揮する＞
漢詩１３
手把太陽輝・東君発旧枝・稼苗方欲秀・猶更上雲梯。（大吉）
＜太陽の輝きは手中にある。運は更に伸びるし、雲にまでとどく＞
漢詩１４
玉石未分時・憂心転更悲・前途通大道・花発応残枝。（末吉）
＜実力が認められず悩みが多い。が、前途は有望。今少し時を待て＞
漢詩１５
年乖数亦孤・久病未能蘇、岸危舟未発・龍臥失明珠。（凶）
＜運がなくて助けもいない。長患いが治らないようだ。岸が脆くて舟が出せず、せっかくの宝をも埋もれさせてしまうだろう。＞
漢詩１６
破改重成望・前途喜亦寧・貴人相助処・禄馬照前程。（吉）
＜今までを改め希望は達成する。将来は喜びがあるが、強力な援助者が有れば地位も権力も手にできる＞
漢詩１７
怪異防憂悩・人宅見分離・惜華還値雨・杯酒惹閑非。（凶）
＜不思議な事を防ぐのに大変。家庭内に不和が有る。散り残った華も雨で落ち、酒を飲んでも失敗がある＞
漢詩１８
離暗出明時・麻衣変緑衣・旧憂終是退・遇禄応交輝。（吉）
＜これから幸運に向かう時、生活も豊かになりそう。問題はついには解決し、財を手にしてつきあいが広がる＞
漢詩１９
家道生荊棘、児孫防虎威・香前祈福厚・方得免分離。（末小吉）
＜家の中に問題あり。子供にも災いが及ぶ。一心に祈って努力すれば、離散だけは免れる＞
漢詩２０
月出漸分明・家財毎々興・何言先有滞・更変立功名。（吉）
＜月が出て明るい様に、家の運も良くなってきた。困難があっても乗り越えて功名を立てよう
漢詩２１
洗出経年否・光華得再清・所求終吉利・重日照前程。（吉）
＜長年の問題を洗い出し、だんだんと良くなる。希望は最後には吉。将来ますます昌んになる＞
重日で日を重ねると「昌（さかん）」の文字になるよね！
漢詩２２
漸々濃雲散・看々月再明・逢春華果秀・雨過竹重青。（吉）
＜ようやく問題解決して、運が向いてきた。春の華、雨後の竹の子のように運も伸び始める＞
漢詩２３
紅雲随歩起・一箭中青雲・鹿行千里遠・争知去路遙。（吉）
＜めでたい雲は自然とわき、一本の箭は青空に飛ぶ。鹿はずいぶんと遠くまでやってきた。夢中でやれば大事を成就する＞
漢詩２４
三女莫相逢・盟言説未通・門裏心肝掛・縞素子重々。（凶）
＜三人の女を避けよ。話が通じない。門に心を掛けて、心配事が続く＞
女を三つ書くと「姦」で「悪人」の意味です。門に心を書くと「悶」となるので不運に「もだえる」意味になります。
漢詩２５
枯木逢春生・前途必利亨・亦得佳人箭・乗車禄自行。（吉）
＜枯れ木に花が咲き、運が巡ってきた。目上の覚えも良く、地位も権力も手に入る＞
漢詩２６
将軍有異声・進兵万里程・争知臨敵処・道勝却虚名。（凶）
＜別の評判が立つ。事実を見せる訳にはいかないから、正しく評価されないだろう＞
漢詩２７
望禄応重山・花紅喜悦顔・挙頭看皎月・漸出黒雲間。（吉）
＜運をつかむなら、「重山」が合い言葉。希望に燃えて将来を見据えれば、徐々に不運から脱する事が出きる＞
山を重ねると「出」の文字。現状から脱出する事も暗示しているね。
漢詩２８
意速無船渡・波深必誤身・切須回旧路・方可免災巡。（凶）
＜心は急ぐが、渡るのに船がない。無理は自滅のもと。急がば回れ。これが上策＞
漢詩２９
憂轗漸消融・求名得再通・宝財臨禄暗・当遇主人公。（吉）
＜悩みはようやく薄れ、チャンスも広がってきた。地位に見合った財運もあり、本当の“人”にあえるだろう＞
漢詩３０
仙鶴立高枝・防他暗箭虧・井畔剛刀利・戸内更防危。（半吉）
＜獲物は高い枝。他人と争って獲物を逃がすな。隠れた問題があり、家庭内の問題を先に解決しよう＞
漢詩３１
鯤鯨未変時・且守碧潭渓・風雲興巨波・一息過天涯。（末吉）
＜鯨がまだ大鵬に変身しなければ、深い縁に寝ているだけ。チャンスが来れば大空に羽ばたく＞
漢詩３２
似玉蔵深石・休将故眼看・一朝良匠別・方見宝光寒。（吉）
＜鶏群の一鶴。よくごらん。名伯楽がいれば、才能はあふれ出る＞
漢詩３３
枯木逢春艶・芳韮再発林、雲間方見月・前遇貴人欽。（吉）
＜枯れ木に花が咲いて、将来にも明るさが見えてきた。貴人の尊敬を受けるかもしれない＞
漢詩３４
臘木春将至・芳韮喜再新・鯤鯨興巨波・挙鈎禄為真。（吉）
＜梅の木にも春がきた。良い匂いの花が咲く。鯨が大きな波を興して変身の時を待ち、つり上げれば金運は手の中＞
漢詩３５
射鹿須乗箭・故僧引路帰・遇道同仙籍・光華映晩暉。（吉）
＜名誉（鹿）は得たが、僧侶の手助けで帰る事になる。途中同門の人と偶然に会い、晩年を照らす事になる＞
漢詩３６
先損後有益・如月之剥蝕・玉兎待重生・光華当満室。（末吉）
＜損して得とれ。運は月の満ち欠けみたなもの。満月になってから存分の活躍をしよう＞
漢詩３７
陰靉未能通・求名亦未逢・幸然須有変・一箭中双鴻。（半吉）
＜薄暗い雲で光はとどかない。名誉もまだ手に入らない。でも変化はある。そうなれば一石二鳥だ＞
漢詩３８
月照天書静・雲生霧彩霞・久想離庭客・無事惹咨嗟。（半吉）
＜月は照らしているが、雲が出てきて隠れてします。遠ざけられている人を考える。なす事なくしてため息ばかり＞
漢詩３９
望用方心腹・家郷被火災・憂危三五度・由損断頭財。（凶）
＜仕事をするには信用が必要。今は家が火事にあうようなものだ。心配事は続き、大切なモノを失うかもしれない＞
漢詩４０
中正方成道・姦邪恐惹愆・壺中盛妙薬・非久去煩煎。（末小吉）
＜公平こそが物事を成就する。邪な心では過失をもたらす。起死回生の秘策があれば、問題は解決出きる＞
漢詩４１
有物不周旋・須防損半辺・家郷煙火裡・祈福始安然。（末吉）
＜モノがあっても上手く回転しない。損失は最小限に。故郷の煙で福を祈って始めて安全＞
漢詩４２
桂華春将到・雲天好進程・貴人相遇処・暗月再分明。（吉）
＜桂の華に春が来る。計画は実行してよい。良い援助者が現れて、運が開け始める＞
漢詩４３ 更新日時：
月桂将相満・追鹿映山渓・貴人乗遠箭・好事始相宜。（吉）
＜もうすぐ満月。鹿（名誉）を追ってもそれが見える。貴人が助けてくれれば、喜び事は向こうからやって来る＞
漢詩４４
盤中黒白子・一著要先機・天龍降甘沢・洗出旧根基。（吉）
＜囲碁と同じく、一手先が必要。天龍が恵みの雨を降らすので、今までの基盤を洗い直せる＞
漢詩４５
有意興高顕・禄馬引前程・得遇雲中箭・芝蘭満路生。（吉）
＜功名心はある。ここでの成功は将来に大きな影響がある。目上の援助があれば優れた才能は一気に花開く＞
漢詩４６
雷発震天昏・佳人独掩門・交加文書上・無事也遭屯。（凶）
＜突然の雷雨。賢い人は一人で災いを避ける。文書では、一難去ってまた一難＞
漢詩４７
更望身前立・何期在晩成・若過重山去・財禄自相迎。（吉）
＜更に出世を望むが、大器晩成なんて待てない。もし重山を過ぎれば、地位も財産も向こうからやって来る＞
漢詩４８
見禄隔前渓・労心休更迷・一朝逢好渡・鸞鳳入雲飛。（小吉）
＜宝は目の前なのにとれない。あれこれ考えてまた迷う。一旦渡れば、素晴らしい運が手に入る＞
漢詩４９
正好中秋月・蟾蜍皎潔間・暗雲如何処・故々両相攀。（吉）
＜仲秋の名月は美しい。こうこうと輝き、不運はみじんもない。＞
漢詩５０
有達宜更変・重山利政逢・前程相偶合・財禄保亨通。（吉）
＜一度成功したから、更にグレードアップ。問題があっても気にしない。偶然と見える事で財運は順調＞
漢詩５１
修進甚功辛・労生未得時・騰身遊碧漢・方得遇高枝。（吉）
＜人の道を踏んでもなかなか成果は出にくい。旅でもして視線を変えてみたら？良いチャンスに出会えるかも＞
漢詩５２
有過須惹訟・兼有事交加・門裏防人厄・災臨莫嘆嗟。（凶）
＜裁判沙汰になりそう。その上また事件が…。まず一致団結が大切。ため息ついていてはダメだよ＞
漢詩５３
久困漸能安・雲書降印権・残花終結実・時亨禄自遷。（吉）
＜長い問題もようやく終わり。お墨付きがでるよ。凌ぎきったら実を結び、財運も向こうからやって来る＞
漢詩５４
身同意不同・月蝕暗長空・輪雖常在手・魚水未相逢。（凶）
＜行動は一緒、心は別々。月食で暗闇が続くようだ。運は好転しそうだけど、本当のパートナーにはまだ会えない＞
漢詩５５
雲散月重明・天書得誌誠・雖然多阻滞・花発再重栄。（吉）
＜不運は去って、物事は整然と運行する。まだ障害はあるが、気にせずに進もう＞
漢詩５６
生涯喜又憂・未老先白頭・労心千百度・方遇貴人留。（末小吉）
＜人生苦楽あり。心労で白髪が出てきた。努力を重ねてから認められる様になる＞
漢詩５７
欲渡長江闊・波深未自渡・前津逢浪静・重整鈎鰲鈎。（凶）
＜長江は渡ろうとしても広い。波が深く、自力渡航は無理。波が静かな船着き場で、大亀を釣るのが本来の目的＞
漢詩５８
有径江海隔・車行峻嶺危・亦防多進退・猶恐小人虧。（凶）
＜進むのは小道。大河、大海で隔てられて進めない。車なら高い山越え。無駄をしないで、小人に邪魔させるな＞
漢詩５９
去住心無定・行蔵亦未寧・一輪清皎清・却被黒雲乗。（凶）
＜心も行いもいい加減。満月の月明かりが黒雲に覆われるように、自ら不運を招く＞
漢詩６０
高危安可渡・平坦是延年・守道当逢泰・風雲不偶然。（小吉）
＜大きな危険は渉れない。平坦な道が安全。正しい道を守って安泰。大きなチャンスも偶然ではないものだ＞
漢詩６１
旧過何日解・戸内保嬋娟・要逢十一口・遇鼠過牛辺。（半吉）
＜昔の過ち何時解ける？家には美人がいるがまだ独身。１１の口に逢うには、鼠に逢って牛を過ぎること＞
→ 十一口＝吉の文字ね。鼠は「子」、牛は「丑」の暗示で時期や方位を表しているはず。
漢詩６２
災轗時々退・名顕四方揚・改故重乗禄・昇高福自昌。（大吉）
＜不運は徐々に消えて行く。有名になって改革すれば財運よし。出世よし＞
漢詩６３
何故生荊棘・佳人意漸疎・久困重輪下・黄金未出渠。（凶）
＜なぜか紛糾が起きて、出来る人の意見は退けられる。重圧に苦しみ、せっかくの黄金もまだ取り出せない＞
漢詩６４
安居且慮危・情深主別離・風飄波浪急・鴛鴦各自飛。（凶）
＜安心していながら不安がある。無用の情けは別離を招く。急激な問題が生じれば、オシドリも別々に飛び去る＞
漢詩６５
苦病兼防辱・乗危亦未蘇・若見一陽後・方可作良図。（末吉）
＜困難の中努力はしているが、まだ憩う事は出来ない。回復の兆しが見えれば、良い作戦を立てる事も出来る＞
漢詩６６
水滞少波濤・飛鴻落羽毛・重憂心緒乱・閑事惹風騒。（凶）
＜水が滞り波が少ないが、水は腐る。飛ぶ鴻は羽を落とし、憂いが重なり心は乱れる。閑に飽かして詩歌にふける＞
漢詩６７
枯木未生枝・独歩上雲岐・豈知身未穏・独自惹閑非。（凶）
＜枯れ木にまだ枝がつかない。一人雲の上にいるようなもの。穏やかとは言えない。ぽかから凶を呼び込む事がある＞
漢詩６８
異夢生英傑・前来事可疑・芳韮春日暖・依旧発残枝。（吉）
＜不思議な夢を見て優れた人と知り合う。今までの事が信じられない。春の匂いに連れて、元通りに運があがる＞
漢詩６９
明月暗雲浮・花紅一半枯・惹事傷心処・行舟莫遠図。（凶）
＜月に暗雲がかかる。花の半分が枯れる。心配事ばかりだから、危険な遠出はしないこと＞
漢詩７０
雷発庭前艸・炎火向天飛・一心来干禄・争奈掩朱扉。（凶）
＜庭に雷が落ちて、燃え上がった炎は天にまでとどく。年来の希望だが、堅く閉ざされた門をどうしよう＞
漢詩７１
道行未成時・何期両不宜・事煩心緒乱・翻作徘徊思。（凶）
＜道もまだ完成していない。どちらも悪いことを、どうして期待しようか？次々に問題が生じて、考えはぐるぐる回りをするだけ＞
漢詩７２
戸内防重厄・花果見分枝・厳霜纔過後・方可始相宜。（吉）
＜家の中の困難を防ぐ事。花と実は枝分かれをしてしまう。厳しい霜が過ぎてから、始めて好転し始める＞
漢詩７３
久暗漸分明・登江緑水澄・芝書従遠降・終得異人成。（吉）
＜長い苦労はやっと終わり。濁り水も澄んできた。思いがけなくよい知らせをもらい、最後は優れた人の手で成功する＞
漢詩７４
蛇虎正交羅・牛生二尾多・交歳方成慶・上下不能和。（凶）
＜蛇と虎がからみつき、２本の尾がある牛が生まれる。数年経てば喜び事があるはずなのに、上下心が通わない＞
漢詩７５
孤舟欲過岸・浪急渡人空・女人立流水・望月意情濃。（凶）
＜一艘の小舟が岸を離れようとしているが、波が高く渡る人はいない。女が流水に立って、月を見て気持ちは細やか＞
漢詩７６
富貴天之佑・何須苦用心・前程応顕跡・久以得高臨。（吉）
＜富貴は天佑。人知の及ぶ処ではない。将来は今までの努力にかかっている。その結果、高い位に居れる＞
漢詩７７
累滞未能蘇・求名莫遠図・登舟波浪急・咫尺隔天衢。（凶）
＜妨害が多くて憩えない。名誉を得るに大計画は不要。舟に乗っても波が荒く、少しの事が天地の差になる＞
漢詩７８
但存公道正・何愁理去忠・松柏蒼々翠・前山禄馬重。（大吉）
＜ただ人道だけがある。正しければ忠義にこだわるな。松柏の様に常に青々としていれば、名誉も地位も目の前だ＞
漢詩７９
残月未還光・樽前非語傷・戸中有人厄・祈福保青陽。（吉）
＜有明の月に光が戻らず、酒の席では問題が出る。家の中では争いがあるが、心を落ち着けて対処すれば、運の春は保てる＞
漢詩８０
深山多養道・忠正帝王宣・鳳遂鸞飛去・昇高過九天。（大吉）
＜人知れず才能を磨き、今天下に認められた。鳳は鸞を追って飛び去り、天の天にまで上りつめる＞
漢詩８１
道合須成合・先憂事更多・求所財宝盛・更変得中和。（小吉）
＜道にあっていれば上手くいく。先に問題が多くて困るが、金運があるのでそれでとんとんとなる＞
漢詩８２
火発応連天・新愁惹旧愁・欲求千里外・要渡更無舟。（凶）
＜火事が起きて、炎は天に届く。新しい問題は古い問題が引き金。逃げだそうにも逃げる手段すらない＞
漢詩８３
挙歩出雲端・高枝未可攀・昇頭看皎月・猶在黒雲間。（凶）
＜雲の上から足を踏み外してしまう。高い枝にはよじ登れない。月を見ればまだ黒雲に覆われている＞
漢詩８４
否極方無泰・花開当晩秋・人情不調備・財宝鬼来偸。（凶）
＜八方塞がりのただ中。花は咲いても晩秋の時期はずれ。人情が整わず、財宝は鬼がきて盗む＞
漢詩８５
望用何愁晩・求名漸得寧・雲梯終有望・帰路入蓬瀛。（大吉）
＜今、人に望まれて活躍する時。これから腕のふるいどころ。出世は有望。引退すれば仙人のように悠々自適の生活＞
漢詩８６
花発応陽台・車行進財宝・執文朝帝殿・走馬听声雷。（大吉）
＜日当たりのいい高台に花が咲く。車に財宝を積んで行く。上に自分を売り込む事もでき、威勢が良く、運が盛大を示すはず＞
漢詩８７
鑿石方逢玉・淘沙始見金・青霄終有路・只恐不堅心。（大吉）
＜玉は石を穿って取り出し、砂金は沙を洗って得る。出世街道は目の前だが、不屈の精神は必要＞
漢詩８８
作事不和同・臨危更主凶・佳人生苦根・閑慮両三重。（凶）
＜協力しないで事をなす。危ない事限りなし。優れモノでも困難あり。下手な考え休むに似たり＞
漢詩８９
一片無瑕玉・従今好琢磨・得遇高人識・方逢喜気多。（大吉）
＜無傷の玉は今から磨け。隠れた賢者と知遇を得れば、想像出来ないほどの幸運に恵まれる＞
漢詩９０
一信向天飛・秦川舟自帰・前途成好事・応得貴人推。（大吉）
＜一通の手紙が遠くの人に届いて願いが適うように、自分の願いも適うだろう。将来の良いことも見えて、実力者の推薦を得られる＞
漢詩９１
改変前途去・月桂又逢円・雲中乗禄至、凡時可宜先。（吉）
＜従来の不運が変化して、前途が開けてきた。雲のなか、財運に乗って至る。先手必勝が大事＞
漢詩９２
時幼常為旅・逢春駿馬驕・前程宜進歩・得箭降青霄。（吉）
＜幼い頃から旅にある様だ。春になって駿馬は活躍。将来に前進するがよい。箭を天から授かる＞
漢詩９３
有魚臨旱池・踊躍入波濤・隔中須有望・先且慮塵労。（吉）
＜干上がった池の魚は、踊り出して波間に入った。望みがあるなら、最初に苦労しておくべき＞
漢詩９４
事忌樽前語・人防小輩交・幸乞陰公佑・方免事敵爻。（半吉）
＜酒の上の話には注意。せこい人間とつきあうな。思わぬ人の助けを得て、争いから離れるだろう＞
漢詩９５
志気勤修業・禄位未造逢・若聞金鶏語・乗舟得便風。（吉）
＜志気高く修業しているが、地位も財もまだまだ。夜明けの鶏の声を聞けば、順風満帆となろう＞
漢詩９６
鶏遂鳳同飛・高林整羽儀・棹舟須済岸・宝貨満船帰。（大吉）
＜鶏が鳳と同じ様に飛べる。高い地位で堂々とする。船に棹さして岸を離れ、宝を積んで帰って来る＞
漢詩９７
霧卓重楼屋・佳人水上行・白雲帰去路・不見月波澄。（凶）
＜高楼も霧の中。美人は水上を行く。白雲の帰る小道。月の波も澄んでいない＞
漢詩９８
欲理新糸乱・閑愁足是非・只困羅網裡・相見幾人悲。（凶）
＜新しく紡いだ糸が乱れ、問題が見つかるだけ。今は網の中。動けない人は何人か居る＞
漢詩９９
紅日当門照・暗月再重円・遇珍須得宝・頗有称心田。（大吉）
＜我が家に日が当たる様になり、暗い月も満月に成る。珍しい宝を手に入れて、心に叶う事もある＞
漢詩１００
禄走白雲間・携琴過遠山・不遇神仙面・空惹意瀾珊。（凶）
＜俸給は白雲の彼方。世捨て人の生活を望むが仙人には会えず、珊瑚の彩りに眼を奪われるだけ＞