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“平成の脱税王”納税モチベーション低下を謝罪

党首討論で自民党の谷垣総裁(手前右)の発言を聞く鳩山首相(同左)
党首討論で自民党の谷垣総裁(手前右)の発言を聞く鳩山首相(同左)
Photo By 共同

 鳩山内閣発足後、初の党首討論が17日午後、開催された。

 討論には自民党の谷垣禎一総裁と公明党の山口那津男代表が出席。持ち時間35分のうち、30分弱を政治資金問題に充てた谷垣氏は、鳩山由紀夫首相に対する実母からの巨額資金提供問題を取り上げ、納税実務への影響を指摘。「“平成の脱税王”が徴税してくれと言うのは悲喜劇だ」と迫った。首相は「納税がばかばかしいという気持ちが国民に起きていることは誠に申し訳ない」と陳謝。ただ、自民党の与謝野馨元財務相が12日の衆院予算委員会で、首相の実弟である鳩山邦夫元総務相の“証言”を紹介し、首相が実母に金を無心していたと追及したことについては「全くの作り話で事実ではない」と重ねて否定した。

 一方、谷垣氏が資金管理団体の収支報告書虚偽記入事件で不起訴となった小沢一郎民主党幹事長の国会での説明を求めたのに対し、首相は「私から進言することは十分にあろうかと思う」と明言。衆院政治倫理審査会での弁明を念頭に置いた発言とみられる。「政治とカネ」問題に関し、会計事務への政治家の監督責任強化を図るなど政治資金規正法改正に向けた与野党の協議機関設置に賛成する意向も表明した。

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