Ｖ２戦へ最後の調整に励む鈴木哲＝大阪府天王寺区・進光ジム
「日本ミドル級タイトルマッチ」（２０日、大阪韓国人会館）
ボクシングの日本ミドル級王者・鈴木哲也（２７）＝進光＝が、同級１位・鈴木典史（ピストン堀口）を迎える２０日のＶ２戦（デイリースポーツ後援）へ向け「とにかく面白い試合をして勝つ。それだけです」と静かに闘志を燃やした。
１２月に佐藤幸治（帝拳）に敗れ、東洋太平洋のタイトルを失ったが「負けたのに１つ残って得した感じ」と悲壮感はない。挑戦者の鈴木典は５連続ＫＯ中で、これが２度目の日本王座挑戦。「２回目（の挑戦）で必死のはず。自分もボクシング人生をかけて戦う」と語り、「負けたら終わりやと思っている」と力を込めた。背水の覚悟で挑む一戦。最強挑戦者に王者の力を見せつける。
(２０１０年２月１７日)