MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

昼間の飲酒運転、取り締まり強化 静岡

2010.2.18 02:48

 今年に入って飲酒運転による昼間(日の出から日没)の人身事故発生が倍増している。県警交通指導課は、夜間を中心に行っていた検問などの取り締まりを昼間にも行うよう各警察署に通達し、飲酒運転の撲滅を目指している。

 同課によると、今月16日までの飲酒運転による県内の人身事故は計19件(前年同期14件)だった。うち、昼間起きた事故は10件(同5件)で、全体の52・6%に達し、2倍に増えた。昨年1年間の同様事故142件のうち昼間起きたものは42件(29・6%)で、同課は「極めて異常な事態」としている。

 一方、今年1月の昼間起きたけがを伴うひき逃げ事件の検挙者12人のうち、6人が逃走した動機について「飲酒運転をしていたため」と答えている。昨年1月の同様の調査では、検挙者10人のうち逃走動機が飲酒運転だったのは1人だった。また、1月12日に富士市で飲酒運転で追突事故を起こした30代の男性は「朝なら検問をやっていないので、事故さえ起こさなければ捕まらないと思った」と話したという。

 こうした事例から、同課は「『朝なら大丈夫』『2日酔いなら問題ない』という安易な考えが事故の原因につながっている」と分析する。これまで昼間の検問はほとんど行われていなかったため、事故や違反がなければ飲酒運転が発覚することは少なかったという。

 同課の担当者は「朝は通勤、通学で歩行者が多く、危険は増しているので警察としては厳しい対応をせざるを得ない」としている。

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。