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早大所蔵の貴重な史料 佐賀で「最後の早慶戦」展

1943年10月16日、学徒出陣直前に行われた野球の「最後の早慶戦」で写真に納まる早大選手ら(佐賀市提供写真)
1943年10月16日、学徒出陣直前に行われた野球の「最後の早慶戦」で写真に納まる早大選手ら(佐賀市提供写真)

 戦時中の学徒出陣直前に、早大と慶大が行った野球の試合に関する史料を集めた企画展「最後の早慶戦」が20日から3月28日まで、佐賀市の大隈記念館で開かれる。

 市主催で、早大所蔵の貴重な史料を展示。「敵性スポーツ」として野球が弾圧される中、出征への不安を抱えた選手らが試合に傾けた情熱や思いがうかがえるという。

 「最後の早慶戦」は、出征前に早大との試合をもう一度やりたいという慶大選手の願いをきっかけに、早大当局側の抵抗などを乗り越え、出陣学徒壮行会の5日前の1943年10月16日に実現。その悲話は映画や舞台の題材にもなった。

 展示品は、早大二塁手で出場した森武雄さんが試合実現への期待と大学当局に対する怒りなどを記した日記や、早大応援団がかぶった角帽、試合で使用したボールや選手の写真など。ほかに、早大創設者の大隈重信と野球部とのかかわりが分かる史料もある。

 入館料は大人300円、小中学生150円。問い合わせは同記念館、電話0952(23)2891。

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