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[社会] 賭博で傷付く在韓朝鮮族社会

賭博根性の根を絶ち、先進文化を学ぶことに尽力せよ

現在、在韓朝鮮族社会は訪問就業制度の導入など、包容政策によって過去の陰から脱し、徐々に安定を取り戻している。 しかし最近、朝鮮族社会は中国から持ち込んだ毒茸の如く麻雀賭博根性が万円し、再び憂慮と不安に揺れている。

ソウル市加里峰洞、加山洞、大林洞、奉天洞と京畿道の安山市などを含め、およそ朝鮮族たちが集まって住む所には 《中国朝鮮族活動室》が 出来、そこに入って見ると白くかすむタバコの煙の中で麻雀に興じる朝鮮族たちの姿をいくらでもう見ることが出来る。

暇潰しに 100ウォン、1000ウォン程度を賭けて遊ぶのは問題にならない。 韓国の人々が時間を過ごすためにゴーストップ(花札)をするように、 せいぜい 1〜2万ウォン、負けても 5千ウォン程度の暇潰しであれば、まだ良い。

問題は、賭け金が 20〜30万ウォンにもなり、一日 1〜2万ウォンずつ失ったり、取ったり、 仕事もせずに専門賭博に明け暮れる朝鮮族が増えているという点だ。

ある朝鮮族は、日雇い工事現場で死ぬほど働き、雨の降る日にはただ時間を潰すために麻雀場に入り、何日も経たぬうちに 2000〜3000万ウォン を失ってしまうという。

賭博でお金を失えば、元金を取り戻そうと利子のかかる金を借りてでも、再び賭博場に座るのが人間の本性だ。 そうして、一部の朝鮮族は甚だしくは 10年間苦労して貯めた財産を一瞬のうちに使い果たし、小銭一銭も残さずに追い出されることとなる。

ある40代の朝鮮族女性は、夫のために涙を流した。 《遊ばない、遊ばないと言いながらも、言うことを聞きません。 何年もかかって貯めたお金 4000万ウォンを全て失ってからは、一日働いてお金が入れば、また賭博場を尋ねます。 是非なんとしても賭博場を取り締まって下さい。捕まえて法で 裁いていただければと思います。》

最近、《中国朝鮮族活動室》を訪れて、専門賭博で日々を過ごす朝鮮族が増えている。

ある朝鮮族は、時間を決めて、その時刻になれば一日何時間、ひたすら遊んで来るという。 もちろん昼には小銭や 1000ウォンの紙銭を賭けているが、 取り締まりがない真夜中からは大きな金額を賭けて遊ぶのが、公然の秘密になっている。

韓国で 《中国朝鮮族活動室》を開設するには保証金 2千万ウォンほど、家賃 30〜60万ウォンかかるという。もちろん 《中国朝鮮族活動室》は 帰化した朝鮮族だけに開場を認める。 麻雀の機械三、四台揃えておいて、一台につき一日 15万ウォン程度も稼げば、主人が一日 50万ウォンほど儲けるのは朝飯前だ。

主人はお金を儲けるために小まめに電話をして、麻雀参加者を呼び込み、お酒と食事でもてなすなど、いろいろな手で朝鮮族を誘惑する。

さらに、一部の朝鮮族は警察の目を避けることが出来る家庭や食堂の地下部屋などを利用して賭博場を開場する。

先日、ソウル鷺梁津警察では、家庭で 100万ウォンほどの賭け金をかけて麻雀賭博をした容疑で、崔氏(51、女) など不法滞留の中国朝鮮族 2人と 韓国人の柳氏など 2人を非拘束立件した。

警察の調査過程で、崔氏らはそれぞれ去年 8月と 1992年 12月、観光ビザと親戚訪問ビザで韓国に入国し、不法滞留した事実が発覚し、出入国管理事務所へ 移されて追放された。

また、ある専門賭博場では監視機を利用して出入りする者はもちろん、取り締まりにも備えていることが判明した。中国人は出入り出来ても韓国人は入ることが 出来ないという。

賭博場での朝鮮族の話を聞くと、毎日 30万ウォンほどを持って来て、場所使用料として 2万ウォンほどを払い、夕方 8時から賭博をし、毎日出入りする朝鮮族 の数が 100人余りほどになるという。

ソウル警察側は最近、加里峰洞、大林洞など一帯で麻雀賭博をする中国朝鮮族 14人を非拘束起訴し、賭博罪に立憲したのに続き、先日はさらに 20人余りを 非拘束立件した。

朝鮮族も韓国で賭博を遊んだり営利の目的にて賭博場を開設すれば、必ず法の制裁を受けることになる。

麻雀賭博は韓国の地域住民たちにも悪いイメージを植え付ける。 《中国朝鮮族は仕事もせずに部屋にこもって賭博ばかりして遊んでいたよ》、 《賭博場に行って見たら、お酒を飲んで喧嘩したり、うるさくて眠ることができない》と警察に告発したり、眉をひそめる韓国の地域住民が増えている。

学びには終りはない。 新しい情報と技術によって絶え間なく変化を繰り返えす韓国社会に着実に適応するためには、年齢に関係なく我々朝鮮族も多くの 事を学ばなければならない。

また 《中国朝鮮族活動室》も新しく変身して、力強く進取的に社会の変化に合うように何かを学ぶ 《活動室》の役目を果たさなければならないだろう。

(吉林新聞 リ・ドンリョル記者 2008年8月30日)
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