「どんなことがあっても(政権を)放り出さない」。民主党の石井一選挙対策委員長は17日、東京都内で講演し、鳩山由紀夫首相が最近こんな言葉を発したと明かした。石井氏によると、先週末ひそかに鳩山首相を訪ねて面会した際に言われたという。
石井氏は、「(首相から)歯を食いしばってでもやるぞ、という決意があった」と語った。
石井氏は首相や小沢一郎幹事長をめぐる「政治とカネ」の問題も取り上げ、「今は忍耐して辛抱しようというのが(党内に)浸透している」。ただ、「世論調査で党がひたひたと後退し、選挙が乗り切れないと判断する場合は何を犠牲にしてもこれを乗り越える」とも指摘。内閣支持率などが下がり続ければ、今夏の参院選前に局面打開の動きがあり得ることをにおわせた。