NTNは、トランスミッションの低トルク・小型軽量化が図れる円すいころ軸受の長寿命化、高剛性化などの要求に応え、軸受を高速で自動設計できるプログラムを開発した。
日本精工、宇宙観測衛星の姿勢制御用ホイール軸受を開発
2010年2月17日(水) 22時04分
日本精工は17日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」に搭載された、国産技術で初の高性能姿勢制御用ホイール軸受を開発したと発表した。衛星は「いぶきプロジェクト」として2010年1月の打ち上げ以降、宇宙空間で観測している。
衛星の姿勢制御用ホイールは、内部のローテティングマス(はずみ車)をモータで加・減速し、その際に発生する反作用トルクによって衛星の姿勢を制御する。軸受は、ホイールの性能を左右するコア部品の一つで、真空環境で軸受表面の微量の潤滑油だけで宇宙の軌道上で10 - 15年の長期間、安定して回転し続け、衛星の観測機能に悪影響を与えないよう振動を低減する必要がある。また、打ち上げ時の振動や衝撃環境、軌道上での温度変動にも耐える必要がある。
《編集部》
前のニュース
MINI優秀ディーラー表彰、参入1年半の長崎店に
次のニュース
【三菱 RVR 新型発表】3つのニーズに注目して開発
注目ニュース
ジェイテクトが発表した2009年4 - 12月(第3四半期累計)の連結決算は、経常損益が97億9600万円の赤字に転落した。前年同期は319億3100万円の黒字だった。