17日午後6時ごろ、東京都練馬区三原台2丁目の木造2階建てアパート2階の会社員関口裕之さん(24)方から出火、同室約40平方メートルが焼けた。東京消防庁によると、同室から長男大毅君(3)と長女心愛(ここな)ちゃん(2)が遺体で見つかった。母親の美穂さん(24)は生後3カ月の優心(ゆうしん)君を抱いて避難し、軽いけがをした。
光が丘署と東京消防庁によると、関口さん方は玄関を入るとダイニングキッチンがあり、左右に6畳の和室と洋室が並んでいる。大毅君と心愛ちゃんは洋室で倒れていた。出火当時、美穂さんと優心君も洋室にいた。和室の押し入れの焼け方が激しいという。
同じ2階に住む介護ヘルパーの堀切雅子さん(66)は「奥さんが赤ちゃんを抱えて部屋から飛び出してきた。『押し入れから火が出た』と言っていた」と話した。
消防車22台が消火活動にあたり、約1時間半後に火を消し止めた。現場は西武池袋線石神井公園駅の北約1.5キロの住宅街。