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砂漠の緑化には莫大なコストがかかる、というのが常識だ。砂漠のような自然を人間が人工的に改造することは難しい。
ただし、人間がわずかな助太刀をすることで、自然の回復力を利用する形で、砂漠の緑化が可能だという。
砂漠に砂入りのチューブを格子状に配置する。すると、砂が風で移動しにくくなる。すると、種子が砂といっしょに移動することがないので、種子がその場で根づくようになるという。
読売・朝刊 2010-02-15 に記述があったが、ネットで調べると、朝日や日経も、かなり前に報じていた。
→ 朝日新聞 (写真つき。ぜひ見てほしい。)
→ 日経新聞
他に、メーカーの情報もある。
→ http://www.mitsukawa.com/sabaku_eco.html
→ http://www.mitsukawa.com/okujyou_eco.html
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で、何が言いたいか?
炭酸ガス削減のために巨額を投入するより、砂漠緑化のために少額を投入する方がいい、ということだ。太陽光発電の補助金の十分の1、いや、百分の1でいいから、こっちに投入してもらいたいものだ。
お馬鹿なエコ信者に振り回されてほしくないものだ。
【 関連項目 】
下記のどちらも大切なことが書いてある。
→ 陸地温暖化説 (緑地減少説)
「炭酸ガスが地球全体を温暖化させる」と考えるかわりに、「森林の減少が陸地を温暖化させる」と考える。
→ 地球の砂漠化
原因は、異常気象にあるものではなく、人間の自然破壊にある。また、自然破壊とは、炭酸ガスの増加のことではなくて、森林の伐採(および砂漠地域の増大)のことである。以上のことを「地球の砂漠化」と呼ぶ。
→ 地球緑化計画
自然を利用して、自然そのものの緑化能力を向上させる。いきなり砂漠を緑地にするのではなく、段階的に砂漠から緑地へと変化させる。
→ 薪と森林破壊
世界の人々の頭は炭酸ガスで占められている。 しかし、そうであってはならないのだ。炭酸ガスよりも、森林のことを考えるべきなのだ。