LOUIS GARNEAU
LGS-MV3(2009年モデル)
こんばんは。
また新たな趣味が増えました。
というのも、捨てられていたボロボロの小径車、ルイガノのLGS-MV3を拾ったからです。
■そうなっちゃったいきさつ
長いです。
去年の夏ぐらい、たぶん8月くらいのことです。俺は、自宅の最寄り駅からバスで10分ほどのところにある自動車教習所に通っていました。
そこには当然ですが駐輪場もありました。その一角に、誰も乗って帰らない、放置された自転車が集められているスペースがありました。
サビサビでボロボロの自転車。何年前からあるのか分からないようなものも。各自転車には日付を書いた紙が貼り付けられていて、教習所の人に聞いたところ、撤去する日時のことだとか。確か、その日から何週間か先の日付が書いてありました。
もともと小学校の時はマウンテンバイクに乗っていた俺。自転車には少なからず興味がありましたし、街中を走るロードバイクやミニベロ(小径車)を見て、「かっこいいなぁ」とは思っていました。
そしてその日、その放置自転車置き場で、黒いフレームがカッコいい小径車を見つけました。
いや、正確には、もっと以前から(夏から冬にかけて車の免許を取りに行ってました。その前、1月から2月には同じ教習所にバイクの免許を取りに行っていたのです)、この自転車が放置されているのは分かっていました。
最近になって自転車に興味を持つようになったからこそ、いつもなら知らん顔で帰るところを、「ちょっとよく見てみよう」と考えたのかもしれない、と今になっては思います。
その自転車の黒いフレームには、白い文字で「mv3」、そして「LOUIS GARNEAU」とプリントされていました。
「あー、ルイガノって最近よく見かけるな」と思いながら、その日はとりあえず家に帰りました。そして帰宅し、「LOUIS GARNEAU mv3」とネットで検索してみると、正式な型番はLGS-MV3ということ、値段が10万円を超える代物であることが分かりました。
「いくら放置自転車とはいえ、10万円超のチャリを勝手に持って帰ったらマズいんじゃないか」と、当たり前ですが、そう思いました。でもカッコいい。凄くカッコいい。前からこんな自転車に乗ってみたかった。修理すれば安くで済むのでは? そうも考えました。
とにかく埒が明かないので、自分の中で結論づけるため、「名前や住所を書いたシール、防犯登録のシール、とにかく何でも持ち主の情報が分かりそうなものがあったら持って帰るのはやめておこう」と決め、翌日。車体を隅々まで点検しましたが、そういった類のシールは一切貼られていませんでした。
持ち主がわざと全て剥がして乗り捨てたのか、それとも盗難車か、いろいろと考えましたが、とにかく分かっていることは、この自転車は数週間後には撤去され、処分されてしまうということ。
それなら、俺だったら修理してピカピカに磨いて大事にしてやる! と意気込み、颯爽とLGS-MV3を持って帰る……前に教習所の人に許可を得に行きました。こういうことはちゃんとしておかなければなりません。
すると、「構わない、その自転車はリョウさんが入所するよりずっと以前から放置されている、これだけ時間がたっているのだから落とし主などは現れないだろう、こちらとしても撤去費用が浮くので助かる」という回答。
ならば、結論は決まりました。持って帰る、もとい、乗って帰るしかありません。
こうして、我が家にLOUIS GARNEAU LGS-MV3がやってきました。
ちなみに、その後、放置自転車たちは、貼られた紙に書かれていたとおりの日時に撤去されていました。
■車体の状態
酷いものでした。箇条書きでいきますと、
・フレームはこけた時に出来たらしきキズが多数。しかし各パーツの中で一番状態は良い。
・ボルト、チェーン、ワイヤー、それぞれが錆ついている。
・ペダルはキズが多かったが、問題なく使用できる。
・タイヤの空気は前後輪共にほとんど入っていない。もしかしたらパンクしているかもしれない。
・ホイールは汚れているが、問題なく使えそう。
・後輪ブレーキがまったく効かない。
・前輪ブレーキも効きがかなり悪い。
・リアが変速しない。ワイヤーが切れている。一番外のギアで固定。
・フロントもディレイラー(変速装置)は動くが、変速はしない。一番外のギアで固定。
・したがって、一番重い状態w
・ハンドル両端に付いていたはずのバーエンドバーが片方なくなっている。
・ハンドルのグリップはゴム製で、ダメになっていた。ベタベタだった(手を洗うのが大変でした)。
・ワイヤーが切れているからか、リアのシフター(ハンドルに付いている変速機)が動かない。
・シートクランプ(サドルの方向や高さを固定するアレ)が壊れていて、サドルが一番低い状態に。しかもグラグラ。
・サドルもキズ多数。布に穴が開いて、中のスポンジが見えている。
と、このような状態でした。つまり、フレームとホイール以外はほぼ使えない、ボロボロのボロボロです。我ながら、よく家まで乗って帰ってこられたものです。
上の写真ですら、結構ボロっちく見えますよね(サドルを取り外したままですが)。これでも、丸2日ほどかけて全体を洗車したり磨いたり錆を落としたりキズを研磨した結果です。正直、かなり綺麗になっています。
■このオンボロをどうするか
さて、オンボロですが、俺の憧れの一つであった「ミニベロ」は手にすることができました。
となると、次はもう一つのあこがれ、「ロードバイク」です。もちろん、新たに1台ロードバイクを買うとか、そんなのではありません。買えるのならこの自転車を拾っていません。
ロードバイクといえばやっぱり、あの特徴的なドロップハンドルです。ということで、まずはドロップハンドル化を第一の目標にします。
そして次は、デザイン。スペックももちろんですが、見た目も大事です。この一目惚れした黒いフレームを活かすような、そんなパーツ構成でこの自転車をデザインしていこうと思います。
……と言いつつすでに、昨年末くらいからパーツを手に入れ始め、先日、無事完成しましたw
まあ、その「おさらい」ということで、これから少しずつ、この「LOUIS GARNEAU LGS-MV3 レストア&ドロップハンドル化計画」について書いていこうと思います。ツール系ブログの面影はどこへ……。
それではどうかお付き合い下さい。
ではでは。
すげーかっこえー。
俺も新しい自転車欲しいなー、通学用に。
サイクリングとかいくんですか?ぜひ琵琶湖1周とか2週とかしてください!
>ツール系ブログ
目指せツール・ド・フランス?
>>ghostさん
かっこいいでしょー。
ホントはビアンキのチェレステカラーが欲しかったのは内緒です。高いから買えませんでした!
たぶん滋賀とか余裕です。また遊びに行きますね^^
>>fyraさん
なんとハイレベルなダジャレ……!
いやいや、それは流石に無理ですかねw でもまぁ、志は高く持っておきますw
ドロップハンドル・・・。確かにあれは格好いいし便利。
よく一緒に遠乗りする友達がロードなんだけど、正直ドロップハンドルには憧れる。
俺はクロスバイクだけど、この頃はドロップハンドルつけようかな~と思ってます。
>>GIOさん
クロスバイクなら、ノーマルでも十分スピード出るでしょうね。
ドロハンだと、空気抵抗が減るとか、いろいろなポジションでハンドルを握れるとか、カッコイイとか、カッコイイなどというメリットがありますw
ミニベロいいですねー、しかもルイガノ。
僕もTREKとかのクロスバイク欲しいですけど、オーディオ以上に手が届きませんw
健康にも良さそうですし、なによりひとりでプラプラするのが好きなもので。
このミニベロの変身後の姿が楽しみです。リョウさんのことですからまだ第二形態、第三形態も残してるんですよね、わかります。
>>TAMAさん
クロスバイクならいっそのことロードバイクにしちゃいましょう!
すでにドロハン化は完了して近所を乗り回しているのですが、ミニベロではなく本格的なロードバイクがもはや欲しくなっていますw
第二形態はあるかもしれません…マジで!
初めまして。
いつもromってましたがなんとなくコメります。
拾ってカスタマイズしてかっこよく動く姿がDIY感たっぷりで楽しみです。
>>yukixさん
コメントありがとうございます!twitterではいつもお世話になっていますw
カッコヨク動いてますよー。でも他に書きたいこともありますので、「完治」した姿はもう少しお待ち下さい^^;
これは、ちょっとマズイでしょう。
防犯登録シールが剥がされる等考えても、明らかに盗難車両ですね。
防犯登録シールがなくとも、同時にフレームに打刻されてるフレームのシリアル番号も
記録されてるので、警察官がチェックすれば、盗難車かどうか簡単に照会されますよ。
本体価格もご存知のようですから、持ち主は確実に盗難届けを出してると思います。
クランクが付いてる辺りのフレーム底部を見てください。そこら辺にシリアル番号があります。
もしシリアルが削られており、それが警察の検問で見つかると非常に面倒になります。
貴方に悪意が無いのは読み取れますので、このエントリーは削除せず
警察に相談し、元の持ち主に返して頂けるようお願いします。