岡山放送局

2010年2月17日 13時56分更新

火災警報器普及率


来年からすべての住宅で設置が義務づけられている火災警報機について、総務省が全国の普及率をまとめたところ、岡山県では37%あまりと全国平均に比べて15ポイント近く低くなっていることがわかりました。

煙を感知して音などで知らせる住宅用の火災警報機は平成18年以降に新築されたすべての住宅に設置が義務づけられているほか、それ以前に建てられた住宅でも来年5月31日までに設置が義務づけられています。

このため、総務省消防庁では全国の消防の調査をもとに去年12月の時点での火災警報機の普及率をまとめました。

それによりますと岡山県の普及率は37.5%にとどまり、全国平均の52%に比べて15ポイント近く低くなっていることがわかりました。

普及率の高いところでは
▼宮城県が75%、
▼石川県が73%
などとなっていて、岡山県は47都道府県のうち30番目となっています。

住宅用の火災警報機は安いものでも1個5000円前後するうえ、部屋によっては複数必要になるため購入をためらう人も多いということです。

岡山県では、「広報が進んでいる他の都道府県などと情報を交換しながら設置を呼びかけていきたい」と話しています。