今日はAC独自のもう一つの装甲技術、コジマ粒子(KP)とプライアル・アーマー(PA)です
これに関しては文系の私がどうこう出来る訳ではないので
AC4の考察に定評のある雑兵氏の知恵をお借りします
原理面の解説は雑兵氏にお任せしこちらは昨日と同じ感じで書いていきます
まず外観上から分かることとして、「本体の外周数メートルの位置に展開される」
一目で分かることではありますが、4系世界といえども
PA以前にはこんな特性を持つ装甲はありませんでした
また「ミサイルや徹甲弾に効果を発揮」しています
特に対徹甲弾能力が有る、という点は非常に重要です
つまりPA自体が一定の装甲として機能するわけですね
単なるHEAT避けカーテンなどとは次元違いの代物です
そして三つ目に「KP供給による再構築が可能」ということ
PAは被弾を避ければ、戦闘中でも防御力を復帰できます
ある意味で究極に近い冗長性と言えるでしょう
「外周数メートルの位置に展開される」
「ミサイル・徹甲弾の双方に効果」
「戦闘中の再構築が可能」
魔法のようなこの三つの要素から導きだされるのは
「現代兵器がほとんど通用しない」という絶望的危惧です
第一に本体から数メートル離れた位置にある装甲、という時点で従来兵器からは全くの想定範囲外なのです
PAで起爆してしまう従来のHEAT弾は使い物になりません
これによってミサイル類は全滅することになります
また徹甲弾も弾道の乱れや弾芯の破損などが想定されます
地形や遮蔽物は無視できても、相手が装甲では別なのです
その特徴自体は現代でも中空装甲として存在します
そういう意味ではPAはその遥かな進化型と見られるかも
ただし、これらはあくまでPAが理想状態ならの話です
PAの再構築力に限界があるのは知っての通り
裏を返せば、PAさえ減衰すれば従来兵器も通用するのです
しかし、それすら問題外にするのがクイックブースト(QB)そしてそれを併せ持つネクストなのです
PAがそうであるように、QBも同じく前人未到の運動性
この戦闘機など全く比較にならない機動に命中が見込め、
同時にPAも貫く兵器の必要性など、誰が想定したでしょう
つまり、従来兵器でQBに対抗するには弾幕でPAを削るか
若しくは火砲の、まぐれ当たりかを願うしかないのです
PAとQB、この二大優位が相互に運用されることでネクストは打ち手のない絶望的な悪魔の兵器となります
ネクストとは単なる従来ACの発展型ではないのです
それ即ち、次世代の存在と言えるでしょう
ここまでで気付いた方もいるかもしれませんね
PA防御スクリーンという設定の焼き直しでもあるのです
旧作ではどマイナーな設定だった防御スクリーンを
コジマ技術、プライアル・アーマーとして再生したのです
変更されているのは、従来装甲を確実に凌駕しているということ
そして通常兵器への転用が困難になっていることですね
また従来ACでは「強力なジェネレーター」だった部分も「コジマ粒子の運動利用」という形で明確化しています
こちらも同様に既存兵器への転用が非現実的になっており
さらにQBと圧倒的火力差で出力の優位を裏付けています
ゲーム上では曖昧な点が多かったACという兵器の優位性が
ネクストではきちんと裏付けされているのが分かります
そう考えると、ネクストは従来ACの否定ではなくむしろ設定を整理したACの再定義なのだと思います
逆に旧作ACは曖昧な分、煮詰め方も自由度大です
ゲーム中同様に高性能ロボット兵器にするのも良し
機甲兵器の一種としてミリタリー色を出すも良し
その分、知識や設定の手間は必要となりますが
ネクスト世代作が続いている今だからこそ、従来ACを見直すのも面白いと思いますよ
この記事を見てくださった方の中で旧作AC、ネクストACどちらかが嫌いだと思っている方
ACというゲームを見つけてそれを好きになれる人は、残念ながら余り多く無いと私は思っています
その少ない人間なのだから、この際好き嫌いは無しにして
どちらも好きになれとは言いませんが、面白いと思えるようになると
本当の楽しさを見つけることが出来ると思います
そして、今回記事を作成するにあたって笑顔動画内の
【DMINE】ACでミリタリー入門:第三回3/4【ACMIL】(sm4989732)様及び
先述の通り、雑兵氏の記事を参考、及び一部表現を引用させて頂きました
どちらの方も昔からお世話になっております
本当に有難う御座いました
そしてこんな長い記事を最後まで読んだ方が居るかは分かりませんが、
もしいらっしゃいましたら、有難う御座います
私の見づらい文章を見て頂けるんて思ってはいませんが
もし、興味のある方の目に留まっていたら幸いです
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