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【芸能・社会】マラリア感染で死亡か ツタンカーメン、父も推定2010年2月17日 11時23分
【カイロ共同】エジプトなどの国際研究グループは黄金のマスクで知られる約3300年前の古代エジプトの王、ツタンカーメンについて、骨折にマラリア感染が重なって死亡した可能性があるとする研究結果を17日付の米医学会誌に発表した。父母はきょうだいだったとみられる。AP通信などが伝えた。 19歳前後の若さで死亡したとされる王の死因は不明だったが、ミイラのDNA鑑定やCTスキャンで調査。謎だった父親は、王族のミイラ10体以上の調査から、古代エジプトに唯一神信仰の導入を試みた先々代の王、アクエンアテン(アメンホテプ4世)の可能性が高いという。 研究グループによると、ツタンカーメンのミイラは脚を骨折していたほか、マラリア原虫のDNAが発見された。足が内側に曲がる「内反足」などを患っており、グループは「(生前は)複数の病気を抱え、つえを突いて歩いていたかもしれない」としている。 母親は「アクエンアテンの姉妹」で、ツタンカーメンはきょうだい婚の子供だったと推定するが、特定はできなかった。
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