大阪放送局

2010年2月17日 12時30分更新

新スタジアム候補地に高槻も


サッカー、Jリーグのガンバ大阪が建設をめざしている新しいスタジアムについて、これまでの吹田市に加えて高槻市も、有力な建設候補地として浮上していることが、チーム関係者への取材でわかりました。

ガンバは、現在、吹田市の万博記念競技場を本拠地にしていますが、3万人以上を収容できるより規模の大きな新しいスタジアムの建設を計画し万博記念競技場の近くを候補地として、これまで吹田市と調整を続けてきました。
この中でガンバ側は、約130億円の建設費を企業などからの寄付で賄い、完成したスタジアムは吹田市の市営とすることを提案していますが、吹田市側は受け入れの条件として、寄付による建設費の全額確保のメドを具体的に示すよう求めているということで、両者は合意には至っていません。
このため、ガンバが当初予定していたスタジアムの完成時期が、1年以上遅れる見通しになり、ガンバは、2年後をメドに移転が決まっている、高槻市の京都大学の農場の跡地を、新たな建設候補地として検討しているということです。高槻市側もスタジアムの建設に前向きだということで、ガンバでは今後、吹田市側の最終的な意向を確かめながら、高槻市との調整も本格化させることにしています。