高木マニア堂

何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。

069:まさにツームストン…~デカ頭とは何か?

スポーツ2010年02月15日 08:00 | フォルダ : マニア堂

関連キーワード :プロレスおバカ取材メモ天山広吉

<2007年9月=東スポ・プロレス格闘技サイト・プロレスマニア堂より>


 まず、この写真を見ていただきたい。これは8月25日、新日本プロレスの三重・松阪大会取材のため乗車していた、名古屋から松阪に向かうJR線車中で撮影したものだ。



 前の車両に、とても不思議な“物体”を見つけたため思わずシャッターを押してしまった次第。

 座席上から何かがピョコンと飛び出している。色は両サイドがクリーム色、真ん中が黒。ちょうど羊羹をカステラで挟んだ、甘ったるい菓子パン「シベリア」みたいな感じだ。お菓子が座っているワケがない。何か巨大な荷物を座席に立てかけているのか? それにしては隣に人が見当たらない。

 人間の頭部にしては、いささかデカいし、あの位置までピョコンと飛び出すには座高が高すぎ!。JR東海が用意したキャンペーン用のヌイグルミか? だったら8月の猛暑だ。「中の人」の生命維持が心配である。脱水症状でも起こしたら一大事だ。

 一体何だろう? と観察し続けていたら、その物体が、やがてムクムクと動き出した。サングラスまでしている。人間だ。正体は天山広吉だった…。

 リング上でよく「四頭身」とか「このデカ頭」と罵られている天山だが、実際には選手も関係者もソレを見慣れてしまっている。不意打ちでプロレス会場以外の場所で眺める天山は、どこから見ても異形の怪物だった。

 グレコローマンレスリング(下半身への攻撃禁止)出身の永田裕志をして「どこを攻めてもグレコローマンになる」と言わしめ、ウルトラマン世代の選手からは「恐竜戦車と組み合っているみたい…」、ガンダム世代の選手からは「まるでジオング…」と称される特殊な天山体型。

 これは、足が長く小顔なスマート系選手が増加中のプロレス界において貴重な絶滅種と言える。

 巨匠・北野武監督の最新作「監督・ばんざい!」に出演(ラーメン屋の店員役)した天山は、試写会の控室で北野監督に「やっぱり本職は迫力があるね」と、その演技(乱闘?)を褒められたという。

 今から四半世紀前に「オールナイトニッポン」で散々、村田英雄のデカ頭っぷりと、マヌケなエピソード(ほとんどが作り話)をネタにしていた、たけし監督だけに、天山のデカ頭に「タダ者ではない何か」を感じ取ったのだろう。

 努力とかセンスとかプロデュースとかの問題じゃない。骨格レベルの凄玉・天山はプロレス界の人間国宝である。そう言えば奈良や鎌倉の大仏もデカ頭だしな…。 

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高木圭介のプロフィル 昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。かつてジャイアント馬場さんも暮らした新丸子の街
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